スピードネットは、集合住宅や企業の寮などを無線によってブロードバンド対応とする「集合住宅まるごと無線ソリューション」を東京都杉並区の日立杉並独身寮へ7月から導入したと発表した。
この寮は総世帯数150世帯の独身寮。スピードネットの「無線アクセスサービス」基地局を、寮全体をカバーする場所に設置し、寮内を一括してエリアとした。特徴としては、無線基地局などの設置費用の負担や維持管理はすべてスピードネットが行ない、各戸ごとに加入・非加入の選択も可能のため、誰が費用負担するかといった問題が生じないという。
また、無線基地局1局あたりの通信速度は最大1.5Mbps。同一の基地局内に複数のユーザーがあれば、ユーザー同士で1.5Mbpsを共有することになる。そのため、狭いエリアに加入者が密集し、お互いの利用時間が重なると通信速度の低下が発生する。今回は寮の中から62件の加入申し込みがあったため、複数の無線基地局でカバーするなどの対策を施したという。スピードネットによれば、集合住宅に限らず、利用者が集中すれば無線基地局の増設を行なっていくという。
□ニュースリリース
http://www.speednet.co.jp/press/020731.html
□スピードネット
http://www.speednet.co.jp/
(正田拓也)
2002/07/31 19:06
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