「Cyber Disc」のWebサイト。8月14日正式公開の予定

　セガは、パソコンソフトのレンタル配信システム「B-CLUB」を開発し、ISPへの本格供給を開始した。関西マルチメディアサービス（以下ZAQ）が8月14日から開始する新サービス「Cyber Disc」で採用されており、ユーザーは1タイトルあたり100～500円の料金でゲームなどを楽しめる。

　B-CLUBは、専用サーバーに蓄積したパソコン用ソフトを1週間ないし1カ月単位でユーザー向けにレンタル提供するサービス。毎月数十タイトルを新規公開していく予定で、ユーザーは専用ソフト「グルセン」を使って各タイトルを利用する。

　セガではB-CLUBを各方面のプロバイダー（以下ISP）に供給していく計画で、ZAQに続く提携ISPを9月下旬には発表する見通し。B-CLUBを採用したサービスはISPがそれぞれ独自に展開するため、サービス名称は各ISPごとに異なるという。ユーザーが支払う料金についても請求はセガではなく各ISPが行なう。

　Cyber Disc開始時に提供されるタイトルは、パソコンソフト14タイトルと家庭用ゲーム機「メガドライブ」用に発売された18タイトル。「電車でGO！」や「ソニック＆ナックルズ」、「シャイニングフォース」などがラインナップされる。

　グルセンの対応OSはWindows XP/Me/2000/98SE、またWebブラウザとしてInternet Explorer 5.5 SP2以降がインストールされている必要がある。加えて各ゲームごとにCPU性能などの動作条件が設定される。

　なおCyber Discは、無料の会員登録を行なえば誰でも利用可能。今後は「セガサターン」用のゲームも供給していく予定だ。

□ニュースリリース
http://sega.jp/release/nr020812_1.html
□Cyber Disc
http://cyberdisc.zaq.ne.jp/
□関連記事：日本テレコム、セガと共同でPCソフトのオンラインレンタル事業
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/02/04/telecom.htm
□セガ
http://sega.jp/
□関西マルチメディアサービス
http://www.zaq.ne.jp/

（森田 秀一）
2002/08/12 17:55