ソニーは、IEEE 802.11aに準拠した最大54Mbpsの無線LANアクセスポイント「PCWA-A500」の新ファームウェアを公開した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

　公開された新ファームウェアのバージョンは「1.5.0」。Universal Plug and Play（UPnP）に対応し、Windows Messengerのビデオチャット機能などをNAT ルータモードに設定した場合でも利用できる。また、LAN側に接続されたパソコンからVPN（PPTP/IPsec）接続ができるVPNパススルー機能が追加され、無線チャンネルの自動選択、設定の保存・復元が可能になっている。

　新ファームウェアではスループットの向上も図られた。NAT ルータモード時で約1.4倍、ブリッジモードで約1.7倍にスループットが向上しているという。そのほか、PPPoEで接続した場合、メールの送信、Windows Updateといったデータ送信時に発生する不具合も修正されている。

□ファームウェア ダウンロード
http://vcl.vaio.sony.co.jp/download/PK-000066-01.html
□関連記事：ソニー、最大54Mbpsでの通信が可能なIEEE802.11a対応の無線LAN
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/10/01/sony.htm
□ソニー
http://www.sony.co.jp/

（甲斐祐樹）
2002/08/27 11:52