ソフトバンクが全額出資する子会社のソフトバンク・アメリカ・インクは、米国Yahoo!およびUTStarcomの一部株式を、それぞれの自己株式取得要請により売却したと発表した。ソフトバンク・アメリカは日本時間の8月29日にも両社の株式を売却している。
今回売却された株数は、Yahoo!が1107万4197株、UTStarcomが600万株。売却額はYahoo!が1億ドルで日本円にして約118億円、UTStarcomが7200万ドルで、日本円にして約85億円。今回の売却によって、ソフトバンクが得る売却益は94億円となり、29日に発表された売却益と合わせると約288億円を手にすることになる。今回の売却代金は、ソフトバンク・グループが推進するYahoo! BBへの充当のほかに、財務内容の強化を目的とした有利子負債削減にも用いられるという。
なお、今回の売却はYahoo!とUTStarcomによる自己株式取得要請に基づいて行なわれており、前日の売却とは手続きが異なるため、2回に分けて行なわれている。
□ニュースリリース(UTStarcom株売却について)
http://www.softbank.co.jp/news/newsrelese/2002release/020830.htm
□ニュースリリース(Yahoo!株売却について)
http://www.softbank.co.jp/news/newsrelese/2002release/020830_2.htm
□関連記事:ソフトバンク、海外株式を売却してブロードバンド事業に充当
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/08/29/sb.htm
□ソフトバンク
http://www.softbank.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/08/30 20:17
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