沖電気工業は、下り12Mbps対応のADSLモデム内蔵ルータ「BR10A-Cシリーズ」を販売開始した。ADSL通信事業者向けに販売する製品のため、販売価格は未公表。すでに平成電電への供給を開始している。
BR10A-CシリーズはAnnex C準拠の通信規格に対応。通信速度高速化技術である「C.x」や「S=1/2」をサポートし、下り最大12MbpsのADSLサービスを実現している。実際には採用する通信プロトコルなどの製品仕様を、事業者別に一部カスタマイズして提供する。なお8月から平成電電に供給しているモデルは「BR10A-C2H」という名称を持つ。
本体仕様は、10BASE-T/100BASE-TX対応イーサネットポートがWAN・LAN側に各1個。DHCPクライアント/サーバーやIPマスカレード機能など標準的なルータ機能を備える。Universal Plug and Play(UPnP)機能も今後のバージョンアップで実装される見込み。またWAN-LAN間スループットは公表されていないが、下り12Mbpsの通信に十分対応できるものだという。
本体サイズは130×147.7×35mm(幅×奥行×高)、重量は0.3kg。今後沖電気では、年間50万台の販売を目指す。
□ニュースリリース
http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2002/09/z02057.html
□沖電気工業
http://www.oki.com/jp/
(森田 秀一)
2002/09/19 20:56
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