NTTコミュニケーションズ(以下NTT Com)は米Verioと共同で、「国際CDN(Content Delivery Network)サービス」の提供を10月から開始する。動画などの大容量コンテンツを、より短時間でダウンロード・ストリーミング再生するための「CDN技術」を日本・米国・欧州間で利用できるようになる。
今回発表された国際CDNサービスは、Verioと共同で運用する国際IPバックボーン上で展開されるもの。クライアントから預かったコンテンツを、原本が保存されたサーバーから直接配信するのではなく、専用サーバー「リバースプロキシーキャッシュ」から配信する。「リバースプロキシーキャッシュ」は地域に応じて複数台設置されており、エンドユーザーにもっとも近いものが選別されるため、結果的に応答時間が短縮される。
国際CDNサービスで配信できるコンテンツは、テキスト・静止画像のほかにWindows Media TechnologyやReal形式、QuickTimeなど。動画についてはオンデマンド配信、ライブ配信の両方に対応する。
NTT Comでは、別途に提供する企業向けサービスとも連携し、より総合的なコンテンツ配信サービスを目指す。今後は同社が出資するアジア地域のISPなどとも協力して、よりサービスエリアを拡大していく計画だ。
□ニュースリリース
http://www.ntt.com/release/2002NEWS/0010/1009.html
□スマートコンテンツデリバリーサービス
http://www.ntt.com/globalip/scd/
□NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/
(森田 秀一)
2002/10/09 17:48
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