2006年08月30日

ZIPPOライターは一生もの?

拙者お気に入りのZIPPOライター。外側が真鍮製で、最初はピカピカだが、使い込むとこのよーに汚くなっ……じゃなくて味が出てきてイイのだ

 喫煙者でありかつハードウェア好きとして、ZIPPOのライターなんかも好きだったりする俺。ZIPPOと言えば、火のつきが良くて頑丈で一生モンのライター!! なんてなコトが言われる。そして言われるままに信じて買って使ったりしている拙者。

 飽きっぽい性格なので、ZIPPOライターも何個か持ってるわけですな。飽きたら別のを使い、それに飽きたらまた別のを。気の向くままに数個のZIPPOライターを取っ替え引っ替え使っている。

 のだが、2004年末に気に入ったZIPPOライターを見つけ、以降はそればかり使っていた。単なる真鍮製のZIPPOライターなんですけど、使い込むとちょいとイイ味がでるんですよ。

 やはり2004年末、このブラスのZIPPOライターに、スーパータンクと呼ばれる特殊なオイルタンクを装着した。スーパータンクについてはスタパトロニクスmobileのバックナンバー(下のほーです)に書いたが、お気に入り真鍮ZIPPOとスーパータンクにより、俺のライターは最強に強まった!!

 何はともあれ、ZIPPOライターにオイルを継ぎ足す回数が減った。また、心なしか、安定して着火できるようになった印象も。ハードウェアとして気に入っている真鍮ZIPPOがより便利になったというコトで非常に満足して使っていた。

 のだが、なーんか今年2006年春先頃からこのお気に入りZIPPOの着火がイマイチな感じに。カチシュバッ!! てなスムーズさで着火できなくなったのだ。カチジッ……ジッ……ジッ……ボッ、と、一回の花火では着火しづらくなった。

 じゃあ手入れしよう、と思ってメンテナンス。フリント(着火石)を交換したりウィック(オイルを含んで火がつくヒモ)を掃除したり交換したり……。でも、なんか、イマイチ着火しにくい。もしかしたらスーパータンクが原因? と考え、スーパータンクをインストールし直したり(つまりコットンの量やウィックの位置を変えたり等々)。それでも全然、状態は改善されないままであった。

 と、ある日、試しにインサイドユニットを入れ替えてみることに。インサイドユニットはライターの中側ですな。フリントやウィックやオイル貯蔵部を含む、ZIPPOライターの心臓部。ともあれ、この中身を入れ替え、前述のスーパータンクを入れたりしたら、ウソみたいに見事に一発でサクッと鋭く気持ちよく痛快に着火できるようになった。

 で、古いインサイドユニットと新たに使った(と言ってもモノとしてはかなり古いもの)を比べてみたら、花火の出方が全然違ったんですな。着火イマイチだったほーは、小さめで地味な花火しか出ていない。が、新しく入れたほーは、眩しいほどの花火がビャッ!! と飛び散る。この差が着火性能の差になっていたのだ。

 うそ~何コレ~ZIPPOって一生物とかじゃなかったんすかぁ? と急に心細くなってネットを調べてみたら、なんか、ウワサレベルなんですけど、わりあい最近に製造されたZIPPOのインサイドユニットにおいて、フリントホイール──火打ち石を擦って花火を出す金属製の円盤の品質が落ちているケースがあるとかないとか。

 そうなのか!? と思って見比べてみたら、なるほど確かに。イマイチのほーのフリントホイールは、ヤスリ状のギザギザがやや磨り減っていて、新しいほーのそれはヤスリ上のギザギザが鋭い。新しいほー、と言っても、実際はイマイチのほーよりも長年使っていたものなので……もともとの品質が違うのかもしれない。

 まあ、毎日毎日何度も何度も火打ち石擦ってたらヤスリも弱まりますな。一生モノであるはずがない。ZIPPOに言えば修理なんかできたりするらしいが、ま、インサイドユニットのフリントホイールは消耗品と考えたほーがいいのかもしれない。

 などと、半年ぶりくらいにZIPPOで気持ちよく火を点けられるようになって清々した拙者なのであった。……ンパー、今日もタバコが、んまい~。

好む人は超好むスーパータンク。タンクの中にオイルをためておけるので、暑い季節や乾燥する季節でもライター内のオイルが蒸発しにくい。また、通常より多くのオイルを入れておけるこのタイヤみたいな丸いやつがフリントホイール。これはよく着火するほーのフリントホイールで、イマイチになっちゃったほーは、ここまで鋭いエッジが見えなくなっていた

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2006年08月28日

このライトちょっと良さそう

 ソニーから白色LEDで光るデジカメ用のリングライトが出るみたい。HVL-RLSというライトだが、よくわかんないんですけど、フラッシュみたいな閃光ではなく、ずっと光り続けるモデリングライト的な補助光っぽいですな。

 コレ、なんか、ちょっと、かなり便利っぽいように思われるんですけど。対応機種はやっぱりソニー製だが、単なるライトだと思われ、どのデジカメでも使えそうな予感。また、デジカメ用として出してくるLEDライトでありデジカメメーカーでもあるソニー製なので、光源の色もマトモな予感──白色LEDってデバイスによって色とかけっこー違うので、そのあたりはシッカリ補正されているような気がする。

 こういった系統の補助光発射ハードウェアは多々あるが、わりあい多くがフラッシュだったりする。フラッシュは閃光でありけっこー光量が大きいので便利だが、慣れないと撮影時に撮り直すハメになりがち。プロの人はフラッシュの閃光を見て「これなら大丈夫」と写真の出来上がりを頭の中に描けたりするが、フツーは思わぬ場所に影ができたりヘンなトコロが明るすぎたりして、フラッシュ光の当て具合を探るのが一苦労だ。

 でもこういう“ずっと光ってる補助光”なら、まあだいたい、見たままに写る。ので、ぶっちゃけ、フラッシュと比べたらラクに使えると予想できる。ただLEDなので、光量的には物足りないかもしれない。けど、小物をサクッとキレイめに撮るには便利な予感。

 ところで、本ブログに最近掲載している写真は、オリンパスのE-330ソニーのDSC-T30で撮っていたりする。

 前者で撮ると、特に単焦点マクロレンズで撮ると、ホントにキレイにブツ撮りできる。が、後者でも(掲載サイズが比較的に小さいので)かなりイケる。撮影自体は、手ブレ補正機構を持つ後者DSC-T30がラクだったりするので、DSC-T30に上記のHVL-RLSを組み合わせたらイイかもしんない!! とか思いつつ、HVL-RLSを買おうと考えておる拙者でした。

2006年4月に購入して以来、ヒジョーに活躍しまくりのサイバーショットDSC-T30。光学式手ブレ補正機構のおかげか、成功写真を量産してくれる。発色もイイすよ。電池もメチャもつ。かなりオススメ普段はこのよーにケース(ていうかカバー)に入れて持ち歩いている。多用しまくれるカメラだが、ボディは傷つきやすいし汚れやすい印象がある。この手のケースと併用することをお勧めしたい

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2006年08月25日

ソニーのデジカメ用GPSユニット

 ソニーからデジカメ用GPSユニットが出るそうな。GPS-CS1K。そのプレスリリース製品情報を読むと、なんかコレは非常におもしろそーである。

 GPS-CS1Kを使うと、デジカメで撮った写真に、撮った場所の位置情報を加えられる。つまりデジカメ写真(画像ファイル)から、いつ何時ドコで撮った、という情報が得られるようになる。この情報を使って、デジカメ写真を地図上の撮影した位置へ貼り込むようなコトができるとのこと。

 GPS-CS1Kは、単体でGPS位置情報を逐次記録していくGPSユニットで、デジカメとケーブル接続させたりする必要はない。恐らく、何月何日何時何分何秒にココに居た、というデータだけを記録していくデバイスなんですな。一方でデジカメにて写真を撮っていく。デジカメ上では撮影日時が画像(のEXIFデータ部)に記録されていく。

 で、後に、パソコン上で、GPS-CS1Kが記録したデータとデジカメ画像(EXIF)データを照合して、この写真を撮った時刻にココに居たってコトをまとめて、デジカメ画像(EXIF)データに場所まで整合させて記録するってシクミらしい。

 GPS-CS1Kの対応機種はソニー製品ってコトになっているが、何となく他社製デジカメが生成した画像ファイルに対しても使えそうな予感。使えたりすると、コレはちょいと愉快ですよええ。

 結局、よりいっそう、デジカメ写真を整理しなくてよくなる。デジカメ側の日時設定さえシッカリしていれば、撮って撮って撮り放題で、パソコン上に溜めておくだけでよくなる。画像を撮影日時順にソートして、それからGPSデータを使って地図上に並べれば「この日はココからココへと移動しつつこーゆー行動をしてこんな感情で居たのであった」てなコトが簡単に思い出せるようになる。

 もしかしたらGPS-CS1Kは、実験的orきっかけとしてのハードウェアなのかもしれませんな。たぶん「GPS機能搭載デジカメ登場!!」とかGPSサイバーショットかなんか出しても、そのヒキに惹かれる人はあんまり多くないような。逆にネットで写真共有(!?)な時代には問題を起こしたりもして。

 ともあれ、GPSに興味アリな拙者としては、ちょっと買ってみようかなぁとか思っている。ただ、GPS-CS1KのGPS測位精度がどの程度なのか。あんまり粗いとナンですな。あと、コレ、防水仕様じゃないのが買う前から残念。屋根の下でGPSなんて基本的に意味薄なんだから、最初から防水にして欲しかったところ。ていうか防水じゃないGPSアンテナはクルマ以外ではあんまり役立たないんですけど。

なんか最近GPS気風が盛り上がり中(!?)のソニーから出ているBluetooth GPSユニットことVGP-BGU1。typeUと組み合わせるとカーナビライクに使えたり、GPS-CS1Kとデジカメを組み合わせて使った時の同様のオモシロミがあったりするこちらはガーミンのGPSmap60CS日本版。頑丈であり防水でありカラー表示であり日本地図も内蔵しまくれる本格派。純粋に高性能GPSユニットもしくはワンパッケージのGPSマップが欲しいって人はコレがオススメですな。高いけど。

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2006年08月23日

本格的なレコード風CD-R

 このニュースを読んだ瞬間、8月10日を虎視眈々と待ち、買うぜ買うぜ買うぜ100枚買うぜ~ッ!! とか燃えた俺であった。外見がアナログレコード風で、しかも溝まで見えるCD-Rメディアですな。

 ていうか皆さんレコードって知ってます? アナログレコード。見たことあります? 「あるよフツー」と答えるだろフツーと思ったアナタは、20代くらいの方と話すと衝撃を受けるかもしれない。その世代だと、「知ってるけど見たことナイ触ったことナイ」とかいう人がけっこーいるわけですな。レコードと聞いて、OS等のログファイル関連を一番に思い出す人もあったりして。

 ちなみに、そういう世代に「一昔前はコンピュータ上のプログラム(ファイル)をカセットテープに保存してたんだヨ」とか言うとマジでウソだと思われたりする。8インチフロッピーの存在も疑われたりなんかして。

 さておき、アナログレコードが消滅しそうになりつつ擦ったりDJしたりするための専用メディアになった経過をよく知る我々世代にとって、上記のようなCD-Rメディアには「とりあえず持ってみたい」と思わせるノスタルジーがある。そしてそのノスタルジーを通常の100倍感じたい気分になった俺は100枚買おうと思ったんですけど、とりあえずやめときました。

 拙者の仕事場の椅子の後ろには棚があるんですけど、振り向くとですね、5年くらい前に買ったCD-R等メディア(未使用品)が何百枚も詰め込まれてたんですな。CD-Rが急激に安くなり、読み書きの信頼性も増し、ドライブの価格・読み書き速度がググッとナイス化した頃に買ったモノなんだが、最近ではひと月に数枚使うか使わないか。恐らく、これを使い切るまでにはあと10年くらいかかるだろう。ここに100枚のアナログレコード風CD-Rメディアが加わったら、手持ちのCD-R等メディアを使い切る前に拙者の寿命を使い切っちゃいそうな予感である。

 だって最近フツーの人でもFTPとかの環境使えるじゃないスか。ややIT企業寄りだと、光回線の帯域をしっかり使えるほど帯域幅に余裕のあるFTPサーバーがあったりする。100MBや200MBのデータなんか、ネット経由でサクッと送れてしまう。場合によってはメールでイケたりもしますな。

 さらに、HDDが激安化・大容量化している。読み書き速度がCD-R等メディアとは比べものにならないHDDであり、フツーに60~200GBとかの容量があったりする。CD-R方面メディアの出番は減るばかりなのであった。

 でも欲しいような気がするなぁアナログレコード風CD-Rメディア。うーむ。

拙者の仕事場の椅子の後方にある棚の上方。5年くらい前に買い込んだけど使っていない新品のメディアがビッシリ詰まっている。たぶん300~400枚くらいある細部をよく見ると、棚の中になるべくコンパクトに詰め込めるよう、工夫した形跡がある。これは単に「全然使わないCD-Rが邪魔だからなるべく凝縮して詰め込もう」と考えたからであり、単に「捨てないで一応持っておこう」と考えたからだと思われる。必要分だけ残して来客に配っちゃおうかしら?

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2006年08月21日

帆布萌えするわし

 バッグ関連を思わず衝動買いする俺は、バッグ売り場だけで3時間は過ごせるし、バッグのカタログだけでゴハン3杯……いや食欲は湧きませんな。ともあれ、そーゆーバッグ萌え野郎なので、仕事場の押し入れ一杯にウッと衝動買いしてきちゃったバッグが詰め込んである。

 さておき、何だかんだで便利に使っているバッグはNOMADICWISEWALKERシリーズだ。最近ではB4サイズトートがお気に入りであり、仕事にはショルダーバッグがエレェ便利だが、夏場はイマイチ使わないのだ。

 夏場の拙者は気分的にも湿度的にもなーんか帆布で作られたバッグを使いたくなる。モノとしては犬印鞄製作所の定番製品をはじめ、なんだかやっぱりイロイロ持ってるんですけど、去年あたりからのお気に入りは帆布工房LEYREDあたり。

 この夏の常用は、頻繁にLEYREDの3X18サイズであり、やや荷物が多い時はLEYREDの3X19サイズ。前者は、デジカメ、ケータイ、お財布、ペットボトルあたりをコンパクトに持ち歩ける。後者だと、これにさらにtypeU一式を収められる。

 でまあ、帆布のトートバッグにtypeUとか忍ばせて、もー全然モバイル風じゃないのに突然typeU出してモバイルするというのが、なんか気に入っている。んですけど、typeUをトートバッグの中に(他のモノと一緒に)入れるのは、ビミョーに気が引けるわけで。

 そこでtypeU付属のケースを使って……いたんですけど、なんか例のあの黒いナイロンの付属ケース、良くデキてはいるのだが微妙に大袈裟なフィーリング。前述のWISEWALKERと組み合わせたりするとマッチするが、帆布トートとは素材的にも風貌的にも似合わないような気がしたりして。

 てなわけで、帆布繋がりってコトで、MOBILE BESTカジュアルミニポーチケースに手を出してみた。使ってみたら、typeUと一緒に小間物入れたりするのには合わない(フタがシッカリ閉まる構造ではない)のだが、綿帆布の風合いが良いし、気軽に使えて便利だ。んーやっぱ夏は帆布だなぁとか思っちゃう拙者としてはかなり満足のいくtypeUケースとなった。

 でもこのケース、PHSカードとかスタイラスとかが入るファスナーポケットとかあったらもっとマジ便利だよなぁとか思った。また、生地は綿帆布ということだが、拙者がイメージした帆布(ゴワゴワ硬くて目が詰まっているもの)とは微妙に違って、柔らかな帆布なんですな。帆布としたら10号とか11号の薄物に相当すると思う。でもtypeU入れるってコトなら帆布で8~7号あたりの厚め・硬めのものを使ってくれるとより良いような気がした。外側が硬い帆布で内側がこのケースの綿帆布、なんてのもイイと思う……ってソコまでこだわるんなら自分で縫って作れ>俺。

 と、本日もまたバッグのコトばっかり考えちゃうバッグ萌えの拙者であり、夏となると帆布萌えにもなり、我ながら呆れたりもしている。

MOBILE BESTのカジュアルミニポーチケース。色はこの2色のようだが、帆布好きなら白いほーがオススメ。白いほーが帆布感が高く、黒いほーは粗いコーデュロイてな感じの風合いtypeU用ゆえ、typeUがすっぽり入る。磁石のホック部は、ケース内側に金属が露出していない=typeUに傷がつかない

大容量バッテリー対応サイズのほーなら、かなり余裕をもってtypeUが入る。同社の液晶カバーを装着したままでもOK帆布萌え野郎の拙者としてはやや軟弱と感じられる帆布(ビミョーに帆布感に乏しい生地)だが、作りは良い。茶色い部分は革で縫製もビシッとしている。ホックはマグネット式で、力強く閉まる。typeUを入れない状態でもケース自身が自立する

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2006年08月18日

typeU の液晶汚れ問題

MOBILE BESTのVAIO typeU レザースクリーンカバー。typeUの背面に両面テープで固定すると、液晶カバー実装型typeUになるというシロモノだ

 ソニーのVAIO typeUを使用中の俺。最初はクセがある超小型PCだなぁとか思ったりもしたが、何だかんだでよく使うようになっている。

 よく使うようになると、ま、汚れてきたりもするわけなんですけど、拙者のtypeUは液晶表面が汚れがち……というか拙者が液晶表面を汚しがち。超小型のtypeUでありかつ液晶剥き出しなんで、持つときに気を抜くと思わず液晶表面をペタリと触っちゃうんですな。

 でまあ始終液晶表面を拭いたりしてるんですけど、なんかこの作業、無駄じゃない>俺!? とか思いつつ、液晶カバーみたいなモンはないかなぁと探していた。そんなところ、ちょいと良さげなブツを発見した。MOBILE BESTというメーカー(!?)の「VAIO typeU レザースクリーンカバー」という製品。

 早速使ってみたところ、むむむ!! 案の定!! 俺のtypeU液晶汚れ(汚し)問題解消!! 単純なコトなんスけど、写真のとおり液晶を手早くカバーできるので、バッグから出す時とか持ち手を変える時とかに(カバーしちゃえば)液晶に直接指が触れることがなくなる。そしてだいたいいつも、typeUの液晶はクリーンなまま。ニャカニャカ便利なのであった。

 使用前は、typeUがちょっと厚く&熱くなっちゃったりするかな? とか思っていたが、typeUの吸排気口を塞がないカバー形状で熱問題は特にナシ。またシンプルかつ薄めに作られているので、嵩張る感じもしない。グリップ感が良くなるので、typeUを立って使う時にありがちな「落としそう」という不安も薄れてナイスである。

 ちなみにこのカバー(ケース!?)、付属の両面テープ(洗って再利用できるタイプの透明粘着素材)を使ってtypeUに装着する。それと裏面にはメモリースティックかなんかを挿せる程度のポケットがある。さらにスタイラスホルダーが装備されていたらイイなぁとか思ったが、ま、シンプルなんでオッケーとしていきたい。

 のだが!! 実はこのカバーを装着した状態だと、typeU用のポートリプリケーターに装着しにくくなる。というか、ポートリプリケーターにtypeUスタンド(と呼ぶのか!? 透明の背もたれ部)を装着した状態では、カバー付きtypeUをポートリプリケーターに置くことすらできない。背もたれ部を外したポートリプリケーターへなら、どうにか置ける(充電もできる)。しかしポートリプリケーターのコネクタ部(typeUとの接点)に力がかかる状態になるので、ちょいと不安な感じであった。

 んー、ポートリプリケーター常用者にはビミョーに向かないカバーかもしれない。でもまあ、前述の両面テープは再利用可能で案外剥がしやすいので、ポートリプリケーターに装着する時だけカバー外して(剥がして)、それ以外はtypeUに直接AC接続して充電すればいいんですけどね。

カバーを閉じたところ。液晶カバー面は少々硬めにできているので、多少の衝撃からならtypeUの液晶を保護してくれる。もちろん汚れ防止になるカバーを装着したtypeUの裏側。カバー装着時でも、コネクタ類や吸排気口を塞がない形状になっている。メモリースティックポケット(拙者は使ってません)もいいが、長めのスタイラスを横向きでホールドできるポケットも実装して欲しかった

カバー装着状態のtypeUをポートリプリケーターに置く場合、このように透明の背もたれパーツを外す必要がある。この状態だと、コネクタ部に若干の力が加わって不安だが、静かに置けばコネクタを壊す心配はなさそう。……あるいは、カバーとtypeUをベルクロ(マジックテープ)で固定する等工夫すれば、使用時はカバーを使い、ポートリプリケーター装着時には手軽にカバーを外せるようになるかもしれないま、いつもはこういうふーに充電して、どうしてもポートリプリケーターを使いたい時はカバーを取り外すようにすればいいんですけどね。……でも、置くだけでサクッと充電できるというのもポートリプリケーターの利便である

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2006年08月09日

デジタルな魚釣り道具

シマノANTARES DC。最新のデジタルコントロールブレーキングシステムを搭載したハイテクな感じのリールなのだ。でも高~い
 釣りとかする俺なんですけど、釣具のリール部分に関してはシマノ製品を多用中である。

 精密機器メーカーとして知る人ぞ知りつつ世界的企業とも言えるシマノだが、リールの分野でも先進的なコトをやっている。また、リール自体の作りも非常に良いので、俺などは思わずウッと買わされてしまうクチである。が、買って良かったァとそのリールを使った後に思ったりもする。

 なぜ、このよーなトコロで釣具の話を始めたかと言うと、シマノがまたデジタルなリールを出したのだ(ちょっと前だけど)。あ、リールというのは、投げ釣り等で、糸を巻いておく部分ですな。で、出たのはバス~ソルト用のリールだが、デジタル制御でリールから糸へかかる抵抗をコントロールするもの、ANTARES DCというリールだ。で、コレを買ってみた。

 実は、このANTARES DCというリールの前にも、デジタル制御のリールを買った(ページの下のほーです)。これもシマノ製で、CALCUTTA CONQUEST DCというリールだ。

 んで、ですね、このCALCUTTA CONQUEST DCがですね、ヒジョーに良かったわけですよ。2004年に購入・使用開始したが、後、その良さにハマり、徐々に古いリールを売りに出し、手持ちのリールを少しずつCALCUTTA CONQUEST DC化していった。

 DCとは、デジタルコンピュータじゃなくてデジタルコントロールの略だが、手持ちのリールをDC化するにあたり、非DCのリールにも捨てがたい(売り払いがたい)ものがあった。これもまたシマノであり、ANTARESというリール(の古いモデル)だが、DCにはない使いやすさがあった。そういう意味ではCALCUTTA CONQUEST(の古いモデル)やCALCUTTA(の古いモデル)もそうだ。

 前述のCALCUTTA CONQUEST DCは、↑に書いたCALCUTTA CONQUESTやCALCUTTAのデジタル版という感じ。使い勝手はやや違うが、デジタル版が出たってコトであり、使い心地が良かったので、容易に乗り換えられた。が、やはり↑に書いたANTARESは、なかなかDCのモデルが出てこなかった。けれど、出てきた。それがANTARES DCという最新のデジタルコントロールリールだ。

 どこがどう“デジタル”で、どのように“良い”のかは、シマノの製品紹介ページに書かれているようでイマイチよくわからない。が、要は、リール内部にあるチップが、糸巻き部等の回転速度変化を計測しつつ、これに合わせた抵抗を発生させ、より遠くにルアーを投げられたり、あるいは糸がグジャッと絡まったりしないように制御しているとのこと。つまりリール内部で演算および電気的制御が行われているが、電力はリール自身が発電しているってトコロもイカス。最初にルアーを投げるときに、(ルアーにより糸が引き出される力を使って)発電してるんだそうで。

 かなりハイテクなリールってわけだが、その最新型であるANTARES DCの使い心地と言えば!! これがもー、えーと、まだ使ってません買ったばっかりです。あー釣りに行きてぇッ!!

 でもCALCUTTA CONQUEST DCは非常に良い(というより拙者の使い方に超マッチしている)ので、たぶんきっと、このANTARES DCも良いに違いないであろ~。

 ちなみに、ANTARES(アンタレス)はさそり座(スコーピオ)の赤色超巨星のα星で、CALCUTTA(カルカッタ)はインドの西ベンガル州の州都(その昔はイギリス領インドの首都)で、CONQUEST(コンクエスト)は征服の意味、と書いてあった。釣具なのに“○○丸”とか“△△王”とか“□□師”とかいう名を付けて荒海鉢巻感を出さないのは、釣りのジャンルが輸入物だからだろうか?

元祖デジタルコントロールリールことCALCUTTA CONQUEST DC。ルアーが良く飛ぶし、向かい風でもバックラッシュしにくいという有り難いハイテクリールだ。これもやっぱり高~いシマノScorpion ANTARES。ANTARES DCの先祖(!?)でもある非電子的リール。だが、リールとしての性能は非常に高い。ついでに値段も高かった

シマノCALCUTTA。高性能だしカッコイイ!! ということで愛用した。が、現在は持っておりません。やや高価であったが、使い込む気にさせるリールだったCALCUTTAの上位機種てな感じで出てきたシマノCALCUTTA CONQUEST。CALCUTTAよりも使いやすい部分が多かったりしたが、これも高かった。ていうかシマノのこの系統のリールって全部高くて、買うのにかなりの決心が要る

シマノANTARES DCのカバーを開いたところ。カバーを開かなくても調整できるダイヤル(8段階)と、カバー内のダイヤル(4パターン)で、合計(8×4で)32種類のブレーキコントロールパターンを設定できるシマノ製リールらしく、細部の作りもヒッジョーに良い。長い間、光沢や高品位な質感が維持されるあたり、なんかこう、シマノ製の自転車用パーツに通じるところがありますな

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2006年08月07日

デジタルなフォトフレーム

ソニーサイバーショットDSC-T30。デカい液晶を実装し、光学式手ブレ補正機構も実装し、さらに高感度でもあるイキなヤツ。

 このニュースを読んで、新しく出てくる“デジタル写真たて”に期待していた俺。写真立ての写真部分が、液晶ディスプレイになっていて、ソコにデジカメ画像等を表示したり、あるいはスライドショー表示を行なえたりする製品ですな。

 このデジタル写真立ての類、けっこー以前からあった。のだが、日本市場ではわりあい細々とした市場……ていうか市場にまでなっていない感じで、時々パッと出てきてフッと消えたりしている程度であった。最近では、Award Styleのphotoplayerって製品があった(コレ、衝動買いしました)。

 ていうか単体のハードウェアで(要はわざわざパソコンを使わずに)スライドショー表示させるのって、案外楽しいんスよ。例えば、スタパトロニクスMobileで書いたソニーCyber-shot DSC-T30だが、けっこー遊べるし、ちょいと癖にもなる。

 さておき、衝動買いしたそのAward Styleのphotoplayerという製品は、液晶パネルが比較的に小型だったのでプチ残念であったが、上記ニュースの製品群──DreamMaker“デジタル写真たて”は、液晶がデカめ。5.6型、8型、7型ワイドと揃っている。このくらいのサイズの液晶を実装したデジタル写真立てなら、かなりイイ感じなのでは!! と思い、発売されたら買おうと考えていた。

 んですけど、(発売日から3日過ぎた現在では)全然売ってない感じ。ネットを探しまくってみたが、どこにも……!? もー。じゃあアレか、メーカー直販とかやってるかどうかを調べて……おっDreamMaker社のショッピングページを発見!!

 したものの、そこにもデジタル写真たては売られていないようであり、かつ、なんか、このメーカー前にも見たコトあるような!? ……ああっ!! わかったアソコだ!! サンバイザー液晶とかを売ってるアソコ!! アレだアレ、そう、CASTRADEってトコ!! と思ったが、全然違いました。でも、CASTRADEの製品DreamMakerの製品って、なーんか非常に良く似たニオイがするんだよなァ。

 ともあれ、大画面のデジタル写真立てをガシガシ市場で売って欲しいなぁと思う今日この頃の拙者なのであった。

DSC-T30では、本体のみ(やテレビとつなげての)スライドショーができる。他の多くのコンパクトデジカメでもスライドショーができるが、T30の場合はBGMやエフェクト(写真が切り替わるときのディゾルブ等効果)を設定できるT30でスライドショー中の図。単なるねこ写真が、何だかステキかつ印象的な作品群のように見えてくるから不思議!! ていうか非常に愉快です

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2006年08月04日

深夜にマクロレンズを買う俺

 現在、オリンパスのE-330を頻繁に使っている俺。E-330は、オリンパスのレンズ交換式デジタル一眼レフカメラで、フォーサーズ準拠のカメラですな。

 E-330で写真を撮って楽しむ、ということもするが、どちらかと言えば仕事上で活躍しまくり。主にブツ撮りカメラとして、マジ超スゲく役立っている。たぶんもうモトが取れた、と思えるくらい活躍してくれている。

 E-330がブツ撮りカメラとして良いのは、単純明快にライブビューで見られる──コンパクトカメラ等と同様、今現在レンズに入ってきている光景が、そのまま液晶モニタ上に表示される。この機構が(特にブツ撮り時に)使えると、長時間撮るという“作業”が本当にラクになる。

 E-330がレンズ交換式デジタル一眼レフカメラである点も大きい。これも単純な話、高品位なレンズが使えるからだ。例えば最近の拙者は、ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroを多用しているが、コレがもー非常に良い!! ブツ撮りに使うにゃもったいないレンズとも感じるが、凄いクリアさで対象を撮像素子上へと捉えまくる。このレンズ使うと、単焦点レンズの良さっちゅーモンを再確認できる。

 のだが、しかし、このZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroには、若干の不満がある。というよりむしろ、ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macroを使いにくくしている俺の仕事場に不満がある。てのは、ブツ撮り時に、対象がちょっと大きいと、このレンズでは対象全体をカバーできなくなる(というか後ろに下がる場所がない拙者の仕事場)。マクロレンズとしては好ましい焦点距離だが、もう少し画角が広いとブツ撮り作業がラクになるんだけどなぁ、と思う。

 もうちょっと焦点距離が短いマクロ撮影向けレンズはないんでしょうか? と、一連のフォーサーズレンズを探してみたら、該当しそうなのが2本ほどあった。1本はオリンパスのZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macroで、もう1本はシグマの18-50mm F3.5-5.6 DC

 現在使用中のマクロレンズ(上のZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro)は35mm版換算で100mmのレンズ。そして見つけた2本のレンズは、それぞれ70mm相当と36~100mm相当。シグマのは“マクロ撮影にも一応向く”って感じのレンズだが、この36~100mm相当ってのは、お散歩カメラに装着するレンズとしては良さそう。でも純粋な写りとしてはきっと単焦点のオリンパスのやつのほーがイイんだろうなぁ。

 そんなふうに迷うことナンと5日!! 衝動的な俺が5日も!! 迷った理由は……よくわかりません。ナゼか迷いに迷った。しかし、迷ってばかりじゃどうにもならないので、よし決めた!! コレを買うのだーッ!! と深夜に「ポチッ」と[購入]ボタンを押下したその対象は、両方のレンズでした。って結局両方買って試すのかよ>俺!!

 5日も迷って両方選んで……きっとどちらかしか使わなくなるように思うわけだが、しかも非常に良い(現在使用中の)100mm相当のも使用頻度が落ちる可能性があるわけだが、なんか時間と金を無駄にしているような気がしなくもなくなくもなくなくない>俺!? とか思った。


オリンパスのE-330にマクロレンズを装着したところ。拙者の激愛用ブツ撮りシステムとなっているオリンパスのZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro。ブツ撮りにも向くが、外出て草花とか撮ると「すご~い」とか思っちゃうレンズでもある。使うほどに良さが、ってヤツですな

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2006年08月02日

パナのフォーサーズ

愛用中のオリンパスE-330。可動式液晶のシブいヤツであり、別売アダプタを用いればオリンパスOMシステム用のレンズを装着・使用することもできる

 パナソニックのLUMIX DMC-L1が発売されましたな。

 DMC-L1は、パナ初のレンズ交換式デジタル一眼レフであり、しかもフォーサーズ準拠。オリンパスのEシステム一眼レフデジカメを使い続けいる俺にとっては、“オリンパス以外のメーカーがやっとフォーサーズを始めた”ということで一安心であり、これを始めたのが体力ありまくりの松下電器であるゆえ大安心なので、ここは一発、景気づけにDMC-L1を買おうかナ!! などとチョーシこいたコトを考えた。

 が、よした、というか無理だった。だってDMC-L1ってボディとレンズ合わせて20万円以上する。また、ボディとレンズのバラ売りはまだ行われていない。景気づけに……という価格帯じゃありませんな。

 しかしDMC-L1を調べるほどに、その魅力が各所に感じられる。外見もイイし手触りも良さそう。アナログカメラ派を狙っているっぽいトコロがあるが、しかし、DMC-L1の操作体験ページとか見てると、これはもしかしたら拙者が愛用中のオリンパスE-330よりも快適に使えちゃうのかも!? と思ったりなんかして。

 でも高いんで、E-330の良いところばかり考えることに。……何しろE-330はライブビューだ!! と思った直後約4ミリ秒で、あ、DMC-L1もライブビューだったという情報が意識下から浮上。じゃあダストリダクションシステム!! と思ったが、DMC-L1にもノンダストシステムっちゅーのがあったのだ。が、E-330の液晶は可動式!! というところで、E-330の勝利を強引に決定し、DMC-L1への欲望はなかったコトにしてみた。

 のだが、なんかDMC-L1の(今のところは付属)レンズである“ライカDバリオ・エルマリート14-50mm/F2.8-3.5 ASPH.”って、カッコ良いいような。写りとかもイイんじゃないかしら!? なんてなコトを考えて性懲りもなくDMC-L1情報を収集していたら、Panasonic製レンズロードマップとかいう情報を発見してしまった。

 ソレ見て改めて動揺した拙者。全部のレンズに“OIS”の文字が。考えてみりゃ、そりゃそーなんスけど、パナはデジカメにおける光学式手ブレ補正機構の旗手みたいなモンで。当然、パナ製のデジ一眼用レンズも光学式手ブレ補正機構内蔵なわけで。あー、フォーサーズに欠けている“手ブレ補正機構”をレンズ毎に実装してきたのかぁ、と。やっぱ手ブレ補正機構は魅力だよなぁ、と。

 ところで、そのロードマップ中のレンズラインナップで、特にドキッとしたのは“45mm F2.0 OIS Macro”という一本。35mm換算で90mmなわけですよ。そしてF2なわけですよ。これはもう絶対に“ZUIKO Macro 90mm F2”を思い起こさせる──銀塩系オリンパス一眼ファンの多くが知ってたりする銘レンズ、の、デジタル版なのかーッ!? とか。

 個人的には他にも“25mm F1.4”というラインナップ……あ!! これだけOISじゃないの!? ともかく、このレンズも“ZUIKO 50mm F1.4”を思い起こさせる。……ZUIKO 50mm F1.4は、そーんなに評判高くないレンズだったが、俺とかチョー愛用したんスよ。

 さておき、上記のロードマップを見ると、なんかこう、フォーサーズ陣営においてイキナリ連帯感が生まれたように思う。つーか、単に、ロードマップ上のレンズが出てくると、これまでのフォーサーズ用レンズ(オリンパスとシグマ)の、この、えーと、何というか、穴もしくは隙間になっていたトコロが、ピッタリと埋まるような、そんな気がする。……でもド高かったりしたら寂しいなぁと思った。

ZUIKO Macro 90mm F2本体。管面撮影用に何となく買ったレンズだが、その後、人を撮っても風景(特に夜の都会)を撮ってもサイコーにイケる!! と感じ、以降、拙者の中では最高位の1本ZUIKO 50mm F1.4をオリンパスOM2に装着したところ。ZUIKO 50mm F1.4は明るく扱いやすいレンズだ……が、最近出番全然ナシで残念と言えよう

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