2006年11月30日

IE7 か FireFox か

 何となくFireFoxを使い始めてみた。タブブラウズができたりするWebブラウザですな。

 FireFoxを使い始めた理由は、あるんですけど、FireFoxを選んだ理由ってのは特にないってゅーか出会い頭に使い始めた感じ。さぁどうしよう? とネットを彷徨っていたらFireFoxに遭遇して意気投合して酒を呑んでいたところInternet Explorer 7がカッとなってバールのようなもので……あぁ拙者、混乱しとります。

 FireFoxを使い始めたそもそもの理由は、IE6→IE7への乗り換え時に何だか想定外のコトが複数起きたからだ。IE6もIE7も、Webブラウザとしては特に問題なかった。IE7はタブブラウジングに対応し、印刷時に面倒な設定をせずともWebページイメージが紙からはみ出さなくなったり、なかなか便利である。

 が、IE7、Googleツールバーとごく一部における相性がまだ良くなっていない様子。拙宅PC環境のせいかも!? とも思うが、なんかツールバーのテキストボックスに日本語入力できなかったりして。ま、IE7内蔵の検索ボックス使えば問題ナイんですけどね。それとIE7、ウィンドウ上部のメニュー周辺がカスタマイズ度が高そうで、さほど高くない感じ。頑として居座るアイコン類があったりして。

 IE7のバージョンが上がるたびにIE6→IE7と変更していた俺。IE7は基本的には便利なので。でも、一部、こー、なんかフィーリング的に合わないので、やはりIE7→IE6と戻したりすること数度。そうしているうちに、なんかシックリ来ていたIE6の一部の挙動(セキュア系)がウザめな動作となって、その動作が毎日繰り返されるのでストレスがたまってきた。

 じゃあ、まぁ、IEは仕事の時とか金融系サイトへのアクセスの時に使うとして、久々に他のブラウザ使おう!! と思い立って検索を始めた途端に出くわしたのがFireFoxであった。即インストールし、ちょこちょこっとイジっていると、お、なかなかイイ感じ。カスタマイズすると、これまで使ってきたIE6と同じよーなフィーリングで使えて、かつウザさが減り、かつ俺的に好みの利便性が多々あった。

 FireFoxをインストールしてから丸一日くらいすると、けっこー随分かなり意気投合モードとなり、しばらくFireFoxを使い続けることにしてみた。でも、やっぱ、IEを標準ブラウザと考えて作っているWebサイトが大半なんで、時々はIEを使わないといけませんな。IEじゃないと機能が使えないっつーかアクセスを弾かれるサイトがあったり、あるいはIEじゃないと正しく表示されないサイトもけっこーある。

 ともあれ、たまには気分を変えて違うWebブラウザを使ってみるのもイイですな……あ、でも、拙者の場合、たまたまFireFoxが良かったので気分の良い体験となったが、使いにくいWebブラウザに遭遇しちゃうと最強にアッタマ来て後悔だけ残るかも!?

IE6の表示。拙者風に使いやすくカスタマイズしたところですな。Windowsのコンポーネントとして、なんつーかWindowsのいろいろな機能に関わって動作しているので、細かな設定を変えるのがけっこー大変だったりする。けど、ほとんどのWebサイトを無問題で表示・利用できるあたりは、なるほど標準的WebブラウザであるFireFoxの表示。これも拙者風にカスタマイズ済み。タブ表示領域がある分、ページ表示領域はIE6より狭い。IE7 vs FireFoxだと、逆にFireFoxの方がウィンドウ内を広々と使える印象がある。わりあい軽快に動作し、クラッシュ直後の再起動時にはクラッシュ直前に開かれていたページを開いてくれたり、ユーザーに直接便利感を与える機能が多彩。ブックマークの管理機能も便利

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2006年11月27日

サンヨー Xacti DMX-HD1A

サンヨーのXacti DMX-HD1A。静止画も動画も撮れるムービーデジカメだ
 

 サンヨーのXacti DMX-HD1Aも買っちゃった俺。MPEG4でHD動画を撮影できるムービーデジカメですな。

 実はですね、Xacti DMX-HD1Aについてはですね、発表時からずっと気になっていた。発売直後も気になりまくっていた。が、実勢価格高いっスよ。予備バッテリー(Xactiは電池もたない感アリ)とワイコン(専用ワイコンがあるのが最近のXactiの魅力!?)を入れるとほぼ10万円に近いコースであり、大容量SDカード(例えば4GBのSDHC)まで考えると完全に10万円コースであり、それならHDDハンディカムみたいなの買ったほうが……というイメージだ。

 が、よくよく、超よくよく&クヨクヨ考えてみると、Xactiのコンパクトさは魅力。またMPEG4動画(HDもSDも)とは言っても、撮影モードによっては十分高精細で滑らかに撮れちゃう。超美麗最高の画質、とかは放送局に任せるとして、携帯性やまあ十分の画質ってコトではXactiのオールインワン&コンパクトなところが際立つ。

 そして早速使い始めてみたら、なるほど、やっぱ常時持ち歩けて十分マトモな画質で撮れるビデオカメラは愉快ですな。ていうか、あー、夏になる前とか、いや春先に買っときゃ良かったよ。釣りやボート遊びの時にコレ持ってったら愉快な映像たくさん撮れたなぁ。って、あ、DMX-HD1Aって秋口になってから発売されたんだっけか。

 静止画・動画とも、ある程度高画質に設定しておけばデジカメとしてもビデオカメラとしても問題なく使える感じ。ていうか思ったよりずっと画質イイですな。ただ、サンヨーのこだわりか、モードレスで静止画・動画を撮り分けられたりするあたりに、他の機器とは少々違う独自のクセがある。操作感が妙な気もする。表示も若干わかりにくい。ま、慣れればいいんでしょうけど。

 あと、高倍率ズームレンズ(光学10倍)が付いているのだが、このボディサイズ・質量でここまでの高倍率ズームだと、(動画のための)手ブレ補正機構があっても、手ブレしますな。三脚に据えて遠景をズームアップしていき、最後にズームボタンから手を離した一瞬の揺れも画面に出ちゃったりする。ズームできないよりはイイが、カメラとしてもう少々安定感が欲しい!? とか思ったりした。

 でもコレ何かとオモシロイ。スタンバイからの起動も速いので、ポケットに入れておいて、思い立ったら即動画!! てな使い方がフツーにできる。てなわけで、これもちょいと使い込んでみたいと思う。

キヤノンのIXY DIGITAL 900ISと比べてみたところ。IXYより一回り大きいって感じですな。でも十分ポケッタブルだ一般のデジカメと比較すると、やや変則的な操作インターフェースを持つ。基本的にモードレスで使えるが、最初はその点にプチ戸惑うかもしれない

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2006年11月22日

パナソニック LUMIX DMC-FX50

パナソニックLUMIX DMC-FX50。デカ液晶&広角レンズ&手ブレ補正機構実装のコンパクトデジカメなのだ。

 パナソニックの、どちらかと言えば入門~スタンダードクラスのコンパクトデジカメ、LUMIX DMC-FX50を購入。ていうかDMC-FX50“も”購入であり、秋になるとデジカメ買いがちな俺かも。

 ホントはですね、LUMIX DMC-LX2買おうと思ったんですよ。でもLX1買ったし、そーんなには大きく変わってないLX2かぁ……みたいな。

 もうひとつ、ソニーのサイバーショットDSC-T30を気に入っていた拙者。液晶デカいしコンパクトだし電池もよく持つし画質もイイ感じ。だが、T30は広角レンズ搭載じゃないのであって、ソコが非常に残念だった。でも、キヤノンのIXY DIGITAL 900ISがあるし……とは思ったのだが、900ISは液晶がデカくはない。

 俺的に、一度使うとやめられないのは、デジカメにおける広角レンズとデカ液晶と手ブレ補正機構。最近では細かい画質の違いはそーんなに気にしてなかったりする。画質にこだわると、結局、レンズ性能が十分高いデジカメになり、デジ一眼+単焦点レンズとゆーよーな結論が出る。

 さておき、なんかスッキリしない拙者のコンパクトデジカメ事情なので、小型・広角・大画面・手ブレ補正で絞っていったら、LUMIX DMC-FX50が残ったというわけだ。そういう観点では、むしろLUMIX DMC-LX2よりイイように思えたりもした。

 で、FX50を早速使い始めたのだが、これはですね、まだ使い初めて日が浅いんですけどね、えーとですね、マジでですね、非常にイイかもしれない!! 画質的には、なんつーかパナソニック独特の濃くてクッキリした発色をして、好き嫌いが分かれそうだが、個性的ゆえ俺は好きな傾向っすね。あと広角であり画面が3型(しかも23万画素)であり、ファインダーとしても表示用モニターとしても非常に使いやすくできている。個人的にはハイアングルモードに少々驚いたりして。

 てなわけで、第一印象から非常にナイス度が高いFX50。たぶんコレはシッカリとレポートしていきたい感じであるっつーか近々レポートしますヨ!! しかし、いや~、なんか俺的には穴馬的存在となったFX50って感じっス。

35ミリ判換算で28~102ミリ相当となるズームレンズを搭載。広角が28ミリ相当という点がナイスと言えよう液晶モニターは3型(23.0万画素)の低温ポリシリコンTFT。高精細で輝度も十分、扱いやすいのだ

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2006年11月20日

キヤノン PowerShot G7

キヤノンPowerShotG7。機能的にもデザイン的にも大人しめのハイエンドデジカメ!? 地味と言えば地味だが、実力は十分だ

 キヤノンのコンパクト系のハイエンドデジカメことPowerShotG7を購入。ババババッと撮ってみた。

 モノとして第一印象的に良かったのは、沈胴式レンズとレンズシャッター部ですな。これまでのPowerShotG系デジカメと違い、レンズカバー不要で、携帯時に薄く収まること。ボディ質感もイイ感じで、高級感アリ。PowerShotS系デジカメに近いコンパクトさがあり、でもオトナっぽい、みたいな。

 写りはまだしっかり検証してないものの、なんかDIGICってこれまでの方向性からちょっと変わった? あるいは超子画素のコンパクト機だからの描画傾向? なんか拙者が抱いているPowerShotG系デジカメっぽくないような気も。キレイに撮れるんですけどネ。

 残念だと思うのは、バリアングル液晶モニターじゃなくなったコトですな、やはり。そのコトを思うと、急にPowerShotA640とか欲しくなるキモチ。ハイエンドなんだし、ドーンと3.0型のバリアングル液晶モニターとか搭載して欲しかったっスよ。

 あと個人的には広角レンズじゃないのはやはり少々残念。別売のワイコンもあるが、ていうか買ったが、デカいですな。26.3mm相当になるのはいいけど、カメラ本体よりレンズのほーがデカくなる感じでバランスが……。ま、細かいコト言う奴ぁデジ一眼買えってコトかも。

 でも、コンパクト系の最上位機種だけあって、多くの点で機能的に不足が感じられない。ちょいと凝って撮る向きにはイイですな。また前述のように十分なコンパクトさっていうか携帯性があるので、凝り性オヤジのお散歩デジカメにはよく向くように思う。あとこのデジカメ、実勢価格けっこー安めですな(ハイエンドのわりに)。

 てなわけで、とりあえず使い始めたPowerShotG7。これからさらにアレコレ試して、できれば詳細にレポートしたいとか思ったヨ!!

沈胴式レンズでレンズカバーも内蔵するので、このようにスッキリとレンズが収まるIXY DIGITAL 900ISと厚みを比べてみた。ポケッタブルな900ISよりはデカいわけだが、PowerShotG系デジカメのなかでは最もコンパクトな部類になりそう

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2006年11月17日

eneloopスゲっ!!

三洋電機のニッケル水素二次電池ことeneloop。自己放電が超少ないところが非常に良い

 このニュースを見てドキッ!! と、したが、拙者のtype Tのバッテリーはセーフであった。にしても、ソニーさんはバッテリーで大変ですな、と思うと同時に、サンヨーさんのバッテリーは凄かったなぁ、と、思い出した。書こう書こうと思ってたのを、さっき思い出した。

 2005年の11月に発売されたeneloop。充電すれば繰り返し使える、いわば二次電池ですな。このeneloop、モノとしてはニッケル水素電池だが、“自己放電しにくい”ってのが最大の特徴だと思われる。

 基本的に二次電池がミョーにヤケに随分好きな俺なので、「自己放電しにくいってのがホントならこりゃ便利」と思うと同時に信じ込んで、eneloop発売直後にとりあえず多量に買っちゃったりした。が、自己放電しにくいのがホントかどうか、すぐには検証できなかった。ていうか、eneloopは満充電から半年で10%、1年で15%の自己放電をするというスペックだったので、買って充電してから半年以上経たないと試すに試せないってわけですな。

 でまあ、eneloop購入後、速攻で充電して、自己放電すれ~みたいな感じで過ごしていた俺。だがしかし、半月もしないうちに、eneloopのコトは忘れた。二次電池野郎だけど、毎日電池のコト考えてるわけじゃないっす。そして年を越し、冬が終わり、春が来たと思ったら梅雨になって猛暑になった頃、あ、デジカメの外付けフラッシュで多灯撮影しよう、と思って、電池、電池、電池~と、電池を探したところで発掘された、満充電からだいたい9ヶ月後くらいのeneloopであった。

 お、そうそう、コレ自己放電実験中だったような気がしてきたっていうか思い出したよ満充電で放ったらかしといたんだっけ。そして早速外付けフラッシュにeneloop入れたら、あら不思議!! フラッシュはキュイーンとチャージされビカビカ光りまくるのであった。

 つーかですね、わりと感激しましたよ、その時。拙者的経験では、まぁモノにもよるとは思うけれど、ニッケル水素電池は満充電にした後半年くらいするとエネルギー激減or空っぽな感じ。最近のニッケル水素電池はそこまで自己放電しないんだそうだが、9カ月くらい放っといて蓄電量タップリなんてニッケル水素電池は、俺的現実ではアリエナイのであったが、eneloopにおいては楽勝でアリエタのであった。

 以降、俺はeneloopファンに。eneloopの残念点を挙げるとすれば、今時的ニッケル水素電池としては容量がプチ少なめであること。同じくサンヨーのフツーの単三形ニッケル水素電池の場合、容量が2300mAhとかあるわけだが、eneloopは2000mAh。あと、現在のところ単三形と単四形しかないところ。単一、単二、それと9Vのも欲しいところである。

 けど、何しろ手間が少なくてイイっすよeneloop。要は使う直前に充電しなくてもいいのでラク。エコな二次電池だが、なーんか自己放電しやすい=使う直前に満充電にしないと不安という印象があった。これをスパッと克服したeneloopはスゴいなぁと感じた次第。あと青と白のデザインもカッコイイと思った。

ニッケル水素電池としては容量が若干少なめ。とは言っても昔のニッケル水素電池と比べると十分に大容量だ俺のeneloop軍団、の一部。現在も外付けフラッシュや電池で動く魚群探知機の中で活躍中っていうか待機中なのであり、今後もビシバシ買い増してゆきたい!!

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2006年11月15日

なにげに多用する電源装置

交流100ボルト→直流12ボルト変換のACアダプタ。本体前面にはシガーライターソケットと同形状のソケットと、+と-の電極がある

 部屋の中の電気製品を見て考るにつけ、俺ったら意外なモノを多用していた。直流安定化電源、とパッケージに書かれた、普通はそーんなに使わないかもしれない電源装置だ。

 コレ、家の中のコンセント(交流100ボルト)から電源を取り、これをクルマのバッテリーと同じ性質の電流っつーか直流12ボルトに変換する、一種のACアダプタである。コレを使うと、クルマん中で使うように作られた電気製品を、家の中で使えるようになる。

 家の中でクルマ用の電気製品を活用する!! という感じではないのだが、仕事絡み&趣味絡みで、なーんか直流12ボルトで動作する製品をテストor遊ぶ機会が多い俺。なので、家に居ながらにして、しかもクルマ用のバッテリーを別途用意することもなく、クルマ用家電(!?)を動作させられるこの電源装置がヤケに便利である。

 この電源装置には、シガーライターソケットと±の電極があるので、例えばシガーライターソケットに挿して使うような電気製品はほぼ全部動く(一部ソケット形状が合わない製品もある)。クルマ用電気製品のうち、自作系パーツ(!?)、つまり自分で結線処理をする製品も使える。電極に電線つなげるわけですな。それと定格5アンペアの製品まで使える(最大は6.5アンペア)なので、ちょっとした車載用冷蔵庫なんかも使えちゃったりする。

 あと、川や湖沼のボート釣りで使うような電気製品にもだいたい全対応。ていうか、淡水のボート釣りで使う電源は、だいたいクルマ用(12ボルト)だったりするので、つまりこの電源装置でそーゆー系統の電気製品も動かせるのだ。こないだスタパトロニクスMobileで紹介した魚探なんかもこの電源装置で動きますな。

 ところで、なんつーか、もーどうせなら、AC100ボルトのコンセント内に、最初からACアダプタを内蔵しちゃって欲しい気がする。まず、従来どおり交流100ボルトが得られる。さらに直流5ボルト・500ミリアンペアがUSBポート形状のソケットから得られる。ついでに直流12ボルト・1.5アンペアがIEEE1394ポート形状ソケットから得られるのであり、さらにシガーライターソケットが付いててそこからも直流12ボルトが得られるわ、電圧可変・ソケット形状選択可能な直流電源も得られる!! すると!! 各家庭にありまくりのACアダプタが一気に激減!! あらスッキリ!! とても快適!!

 とか妄想してみたが、安全性とか電機メーカー的諸事情から、そーゆーコンセントは出てこないんだろうなぁと思った。

交流100ボルト→直流12ボルト変換のACアダプタは、カー用品店で売られていた。いろいろな用途に使えて非常に便利だったりする。

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2006年11月13日

電子海図がよかった

パナソニックのタフブックCF-18に電子海図(ENC)と電子海図を表示するためのソフトウェアをインストールした。GPSユニットはBluetooth接続としてみた

 先日、東京湾~隅田川~日本橋川~神田川~みたいな感じでボートに乗ってきた。運河巡りな感じ。

 それはさておき、この日、新たな海上用ウェポンを持ち出した。パナソニックのタフブックCF-18とNSSのチャートビューワー航海用電子海図を組み合わせた、パソコンで使える電子海図表示システムなのだ。ちなみにGPS対応で自船位置もわかる。使ったGPSユニットはソニーのVGP-BGU1

 このシステム、というか、ま、ハードとソフトの組み合わせによる海上GPSナビ、けっこーイイ感じだったので、いずれスタパトロニクスMobileでレポートしたいと思うが、ともかく、海上でこういうモノを使うと、なんかヒジョーに安心。東京湾内なので、海に出慣れている船長さんにはぜんぜん必要ないモノかもしれないが、俺のよーなド初心者船長にとっては手放せない良さとなった。

 つーかですね、自分が現在ドコに浮いているのかってことが一目瞭然。またその周辺の水深等々細かな情報もよーくわかる。ついでに、ソフト(チャートビューワー)の設定次第で、危険域に入ったり予定の航路を外れたりするとアラームで知らせてもくれる。モノとしてはクルマにおけるカーナビみたいな存在だが、あ~地図(海図)ってホントに有り難いのであり、GPSってのはさらに有り難いなぁ~と痛感した。

 当初は、こういうGPSナビな海図(GPSプロッタとか呼ばれる)は、大海原を走りまくる本格派海の人に必要なモノなんだろうか、と思ったりしていた。が、こういうの、初心者にこそ必要だと感じた。だいたい陸地と違って海上にはわかりやすい目印っちゅーモンがないのだ。それと同時に、スケール感も陸上とは全然違う。単に海上慣れしていないだけではあるが、慣れてない&距離感がよくわからないってコトで、けっこーわりと非常に実はかなり怖いのだ。

 というわけで、久々にじっくりGPSの良さを味わった俺は、そうだアレも試してみたい!! とMioに興味津々モード。海とは関係ないPDA利用のGPSナビだが、改めて徒歩ナビの現在をじっくり検証したくなった次第。近々買っちゃうかもMio!! のP350とかを!!

ソニーのBluetooth対応GPSユニットVGP-BGU1。市販の防水パックに入れて帽子に装着。感度良好であった電子海図表示ソフトのチャートビューワーの表示例。辿ってきたルートや現在位置、進行方向等々がわかる。もちろん紙の海図とほぼ同じ情報が得られる。とっても便利&安心っす

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2006年11月10日

ソニーのmyloを借りてみた(2)

マルチメディアプレーヤーとしての表示例。単純明快に使えてイイ感じ

 アレコレとデキて楽しげな無線LAN対応インターネットコミュニケータ兼メディアプレーヤーことmyloを借りてみた俺だが、とりあえず最初から入っている動画や静止画や音楽を再生させたり、自宅の無線LANアクセスポイントにつないでみたりした。

 最初は「myloは無線LAN端末色が濃いであろー」と思っていたが、なんかフツーにメディアプレーヤーとしてイイ感じですな。マニュアルとか読まずに何となく使ってみたが、全体的に何となく操作できてラク。変則的な表示や階層はなく、ボタン類も至って直感的に扱えた。

 例えばMusicカテゴリを選んで4方向ボタン右もしくは中央のオレンジボタンを押すとアーティストが並び、さらに同様の操作を続けていくとアルバム、曲とリスト階層を深く辿れる。4方向ボタンの上下は音量UP・DOWNで、4方向ボタンの下にあるBACKボタンを押せば階層を戻って行けたり(BACKボタンでなく4方向ボタン左でも同様)するあたり、全体的に何となくでも使いこなせてジョリーグッドである。

 静止画、動画、音楽はココにあるとおり対応コーデックがある程度限られるが、DRMファイルでなければ本体内メモリもしくはメモリースティックにコピーすればフツーに再生できるそうだ。ていうかなんか、国産のメディアプレーヤーとしては、操作系インターフェイスやファイル転送方法に“メーカーのお仕着せ感”がなくて好きかもこーゆーの。

 あと、Webブラウザも試してみたが、フツーにフルブラウザとして使えるし、表示も見やすいので、例えば俺とかなら天気予報サイトだけサクッと見るとか、ちょっとGoogle検索したい時に使うとか、いろいろ用途がありそうだ。Web2.0っていうかAjaxなサイトの表示は無理っぽいが、フルブラウザで画面もまずまず見やすくて、キーボードも使えてポケッタブルなWebブラウザと考えると、敷居は低いけど十分な機能を持つ端末って感じですな。

 個人的にグレーゾーンなコトを考えれば、例えばウォードライブ風に使えたり、そういう文化が育ったりする可能性があるようにも思える端末。マニアな人にとっては、そういう点でもおもしろいかもしれない。ちなみにmylo、ソニースタイルだけの発売なんだそうで。話によれば日本ではブラックモデルだけだそうで。他の色も出て欲しいですな、カラフルなのとかネ。

マルチメディアプレーヤーとしての表示例その2ワイヤレスLAN接続時の表示。周囲にある無線LANアクセスポイントをスキャン・表示することができる

Webブラウザの表示例。画面全体をズームアップ・ダウンできる。文字サイズの指定も可能だ

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2006年11月08日

ソニーのmyloを借りてみた(1)

 ソニーのワイヤレスLANインターネットコミュニケータCOM-1ことmyloを借りてみた。発売されたら買おうかナ~と思っていたが、貸してくれるっつーんなら借りるでしょ!! 触るでしょ!! 試すでしょ!! と。

 myloのスペック等詳細はココにあるとおりだが、要は、静止画・動画・音楽プレイヤーになり、ウェブブラウザにもなり、Skypeなんかにも対応(つまり電話やチャットもOK)という製品。2.4型QVGA液晶搭載でキーボードも内蔵し、IEEE 802.11b準拠の無線LANへ接続できる。

ソニーのmylo。無線LAN対応のインターネット通信機器でありマルチメディアプレーヤーである。日本ではブラックモデルのみの発売だそうだサイズはこんな感じ。軽く小さいので常時携帯可能。首にぶら下げてもOK!?

実機を触ってみてまず感じるのは、なんか写真とかで見るよりずっと小さいんですな。製品紹介ページの写真は、手が大きくない手タレさん使用!? てな印象で、mylo実機はフツー的ケータイより一回り小さく軽いくらいのハードウェアだ。

 それから、画面表示もけっこー高精細でクリア。一瞬、あぁソニーがOptimus mini three Keyboard作ってりゃぁ液晶が……というヘンなコトを考えたりしたが、ともあれ日本企業が作るデジタルなハードウェアはキッチリ作られているという印象を得た。

 キーボード部もわりとイイ感じだ。小さくて打ちにくそうに見えるものの、“http://bb.watch.impress.co.jp/”程度のURLを打ち込むなら問題なく打てる。また十分な突起と押下時の抵抗があるので、両手親指を使ってのキー入力も意外なほどストレスがない。

 電源オンの時には各部が光ったりしますな。カワイイけどサイバー感少々あり。日本じゃ公衆無線LAN環境事情がイマイチなので云々、という考えもあるが、都心部ならアチコチで活用できそうだし、ウチの中でちょこちょこ使うウェブブラウザ兼Skype電話機としても便利そうだし、メディアプレイヤーとして使っておいてたまに無線LAN関係機能使うってのも良さそう。面白そうなデバイスなので、さらにアレコレ試してみたいと思った。

小さいながらも良好な使い勝手のスライド式キーボード。液晶面を上にずらす感じでキーボード部を出すカーブを描くエッジ部分が光ったりする

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2006年11月06日

クルマで液晶

使用中のパイオニア・サイバーナビ。ナビ業界の人は“サイバー”って呼んでるみたいですな。「サイバーは自車位置精度高い」とか「サイバーはアンプ部が……」とか。ヘンな感じ。でも超便利

 このよーなニュースを読み、なんかモヤモヤした疑問が再浮上した俺なのだった。いや、モヤモヤした疑問再浮上の前に、こういうカッコ良さげな液晶がクルマに搭載されまくったらイイ感じだろうなぁ、と思ったり。

 以前からパイオニアのサイバーナビを使っている俺。もうカーナビが無いとどこにも行けないかもしんない。そして精度・反応速度ともに高く速いサイバーナビ最高!! とか思っているわけだが、去年あたりだっけか、サイバーナビにあるオプションを装着してから、さらにサイバーナビっていうかカーナビっていうかそのオプションの機能ナシじゃクルマ乗りたくなぁい!! と思うようになった。

 そのオプションとはバックカメラ。コレがあると、駐車場へケツからクルマ入れる時を始め、クルマの後方を確認するときに大変ラクであり安全であり正確でありバッチグーなのである。ETCと同様、現在の俺的カーナビライフには欠かせないハードウェアとなった。

 サイバーナビのバックカメラは、(他のナビ純正のバックカメラも同様だと思うが)ギアをバックに入れるとカーナビ画面にクルマの後方が映し出されるというもの。車輪止めがなくても壁に超ギリギリまでクルマのケツを接近させて駐車できたりする。安全のためにもナイス。非常に便利なので、アナタもゼヒ!!

 ところで、シャープの液晶なんですけど、キレイなんですけど、バックカメラ用途なんかにも使えるって書いてあるんですけど、俺としては!! ゼヒ!! 後方左右の映像を車内で確認できるようなシステムを作って欲しい!! ていうかサイドミラーやバックミラーの代替えとして使える表示システムを、ぜひ。

 とは思うのだが、バックカメラ以外に、後方確認用の液晶表示装置って無くないですか? もしかして、法律上、バックミラーとサイドミラーは鏡もしくは鏡と同様の機能を有し電気を必要としない装置でなければならない、とか決まりがあったりするんでしょうか? 鏡よりも映像のほうがいいような気がする俺。

 特にそう思うのは雨の日。サイドミラーもバックミラーも雨粒がついたウィンドー越しに見るわけで、見づらい。またサイドミラーの場合、それ自体に雨粒がついて超見づらい。これが夜だったりするとクルマのライトの光くらいしか見えませんな。

 あと、昔と違ってドアミラーでしょ最近。左側のサイドミラー見る時、けっこー危ないと思う。ナビの画面見るより危険なフィーリングですよええ。だからある程度左側まで見えるワイドなバックミラーを使用中の拙者である。

 ともあれ、クルマの左右や左右後方を全体的にカバーして映像として見る、というシステムはナシなんでしょうか? 全然話は違うんスけど、キヤノンのIXY DIGITAL 900 IS使ってて、そのフェイスキャッチテクノロジーなんかを見ると、周囲のクルマを電子的に認識することとかデキそうなもんだ。電子的に認識したうえ、周囲のクルマや人や自転車を強調しつつ液晶画面に表示してくれたら、もっと快適だし安全なんじゃないだろうか、とか思う。

 てな話をクルマ好きの人に言うと、プチクルマ好き程度だと「電装系故障したら運転できないじゃないスか」と言われ、本格的にクルマ好きの人に言うと「だよねえ、どうせコンピュータ制御なんだし、鏡で後ろ見るのも原始的だよねえ」とか返ってくる。あと古風なクルマ好きに言ったら「カーナビからして邪道」と言われたなぁと思った。

キヤノン製デジカメでDIGIC IIIが搭載されているモデルで使えたりするフェイスキャッチテクノロジー機能。カメラが被写体となる人の顔をリアルタイムで追い続け、顔の部分にピントや露出を合わせたりしてくれる液晶つながりで、最近ヒジョーに気に入っている魚群探知機ことHONDEXのHE-57C。バス釣り専用魚探で、本体+トランスデューサー+水温計+取り付け金具等込みで4万円を切る実勢価格なのだ。カラー魚探でこの価格でパーツ類全部付きは安いっスよ。バス釣り専用とは言っても、フツーに湖の釣り全般に使えそうだ

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2006年11月01日

プロカメラマンはひと味もふた味も違う (2)

 フラッシュじゃなくてストロボを使い、ホワイトバランスをしっかり取るためにカラーメーターまで使い始めた俺。プロ機材使用開始でブツ撮り中。投資額としては、400ccクラスのバイクあたりを新車で買えるくらいになっちゃったが、レタッチの手間激減であり機材使うのが楽しいのであった。

 しかし、プロカメラマンの仕事ぶりを見ると、やっぱり俺とかスゲく素人なんだなぁと思わざるを得ない。

 よくお仕事をご一緒させていただきつつ、撮影技術に関していろいろな意味で“師匠”と言える存在の若林カメラマン。通称、そのまんまだが、師匠。俺じゃない人も「師匠~」とか呼んでいるので、いろんな人にアレコレ教えてるのかしら? ともかく、若林氏の仕事ぶり(プロカメラマンなので撮影技術)を見ていると、わー凄い~とか思うこと頻繁である。

 まずはとにかく、速い。ストロボをセッティングして光の調子を合わせて撮影するまでの流れですな。見てるとサササッと作業している感じだが、こと写り込みの多いハードウェアのブツ撮りなんか見てると、最良の結果(写真)を最短の手順で導き出している的ヒミツがたくさんある感じ。にゃるほど~、そうやるのか~、と参考になるテクニックが多々見られる。

 以前、師匠に「やっぱ手際イイですよねえ」とか言ったら、ご本人は「え? そう? そうかなぁ、テヘヘ~」とかお気楽なご様子であり、ていうか素人とプロの視点の違いを実感したりして、ていうか歌手に「歌うまいですね~」と言ったような気恥ずかしさを感じたりした拙者だった。

 カラーメーターの件でも、そんなようなコトが。後から考えてみれば「そりゃそうだ」と言えるようなコトではあるが、俺=ハーウェア依存の素人としては「なるほど!!」であった。

 師匠がウチで撮影をしていた時のこと。拙宅の壁の色とかは、前に書いたように光源をヘンな色にしちまう塗装であり汚れであり、これは経年劣化によりさらに光源ヘン率を高めていて、そんな状況下、師匠はストロボ2灯によるバウンス撮影を行なった。その時はデジ一眼で撮影していたが、なんか、やっぱ、色がヘンな写真に。

 そこで!! じゃあ俺の最強に強まったカラーメーター使います? 使います? 使えばいいのに? 使おう!! とか言ったが、単純に18%グレーカードを取り出してマニュアルでホワイトバランスを合わせ、ヘンな色写真状態を克服していた。ていうか実際は俺がカラーメーター使……くらいのところで「グレーカードでホワイト取ろう」とサササッと処理完了で問題解決なのであった。

 あぁそうか、グレーカード1枚でいい……んだよな、そうだよそうそう、その通りですよホント。とか思った。思ったんですよ師匠!! カラーメーター買う前にソレ助言しといてくださいよ~。とか言ってたら「あっ、COMET使い始めたのぉ? 飽きて売ってくれるの待ってたのにぃ~」と。弟子の機材を狙う師匠なのかーっ!?

 でも度々イロイロ盗ませてもらってるからなぁ、とも思った。しかしプロカメラマンの撮影現場を何度も見ていると、ストロボ使うのがやっぱりおもしろくなり、飽きないのであり、そして素人使用だとこのストロボ一式はまだ何年も何年も保っちゃうのであり、師匠、齋藤商店ストロボ激安セールはまだまだ先になりそうです。

拙宅の壁(というか収納扉)の色。この薄茶色は被写体を赤っぽくしてしまうのダ!! 白く塗ろうかなと思ったりしたが、黒もしくは白の布で覆ってしまうのが手軽でよさそう。手前はストロボの発光部グレーカード。反射率が18パーセントの(グレーの)紙カードだ。無彩色なのでホワイトバランスを取ることもできる。最近ではデジカメ専用のホワイトバランス設定用カードなんかも売ってますな

コニカミノルタのオートメーター IV F。太陽光や電球光といった定常光に加え、フラッシュ光も測定できる露出計ですな。ていうかコニカミノルタの(ていうかミノルタが作ってた)フォトメーター製品って、全部が“この製品の生産は終了しました”なんですけど……と思ったら、こういうコトらしい。が、ソニーはフォトメーター製品のアフターサービスを行なうだけっぽく、フォトメーターがなくなると世界のカメラマンは超マジ本当に困るような気がするCOMETのストロボの電源部。小型(=光量・灯数が少ないが持ち運びに便利な)タイプだが、意外なお値段がしたりする。けど、こーゆーの使うと写真の仕上がりがズギャッと良くなるから……良くなんなきゃ困りますな、ていうか良くなって当然ですな

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