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リモコン感覚で使えてゴロ寝ポーズもOK! サンコー「ゴロ寝deマウス」
ゴロ寝deマウスの直販サイト価格は3,980円。OSはWindows XP/2000、Mac OS X/9に対応。なお、Windows Me/98SEでも動作するが、サポート対象外
今回紹介するサンコーの「ゴロ寝deマウス」は、デスクから取り上げ、ひっくり返して手に持てば、そのままワイヤレスのポインティングデバイスとして機能してしまうという、ちょっと驚きの光学マウスだ。見た目はごくごく普通のマウス。
パソコンのUSBポートに接続すれば、これまた普通に動作する。ちょっと見ただけではそんなアクロバティックな使い方ができそうにない。筆者が何の予備知識もなくゴロ寝deマウスを手渡されたとしたら、デスクの上に置いたまま使うだけで、裏返してみようなんて思いつきもしなかっただろう。まさにウラワザを地でいくアイテムなのだ。
ゴロ寝deマウスを裏返すと、ボールシェイプボタンと名付けられた、トラッキングセンサー部を覆う透明なカバーが目に付く。この部分に指を置き、撫でるように動かすと、デスクの上でマウスを動かしたときと同様、パソコン画面上のポインタが移動するのである。
ボールとはいっても実際に回転するわけではなく、指先で凸レンズ状の表面に触れるだけ。そのまま押し込めばマウスの左ボタンクリックと同じ機能を果たす。トラックボールともタッチパッドとも一味違った独特のフィーリングだ。
手持ち状態での操作性は正直いって良いとはいえない。筆者が試用した限りでは、普段マウスで行なっているような細かい作業を素早くこなすことはできなかった。意外に微妙な指の動きを要求されるためか、少々まどろっこしさを感じてしまうのだ。
また、ときおりポインタが予想外の動きをすることがある。これは誤動作というより、ボールシェイプボタンから十分に距離を取らずに動かした指を、センサーが検出してしまうのが原因らしい。位置を変えるときなどはしっかり指を浮かせばいいのだが、ついトラックボールやタッチパッドを扱うときのクセが出てしまう。これには少々慣れが必要なようだ。
ネーミングからも明らかなように、ゴロ寝deマウスは脱力したポーズでお気楽に使うためのポインティングデバイスである。手持ち時の操作性は多少落ちるが、寝っ転がりながらホームページを眺めたり、DVDソフトを再生するといった用途なら余裕で対応できるし、素早く細かい操作が必要なときは手近の平らな面に置いて普通のマウスとして扱えば良い。これだけ低コストでデスクの上だけでなく、手持ちでも使えるポインティングデバイスを実現したアイディアには感心させられてしまう。
SF映画に出てくる乗り物のような左右対称の流線形フォルム。デスクの上でも手持ちでも使えるという意味では優れたデザインといえそうだ
シームレスタイプの左右ボタン。クリックできるのはシルバーの部分だけで、周囲の黒い部分は誤操作防止用のガードになっているようである
円形のレンズのように見える部分がボールシェイプボタン。パソコン画面上のマウスポインタを動かせるだけでなく、クリック操作も可能
ゴロ寝deマウスは、マウス本体と充電器を兼ねたレシーバの2ユニットで構成されている。どちらもメタリックシルバーとブラック系の色を組み合わせたツートーンだ。本体は左右対称の流線形で非常にコンパクトなデザイン。シームレスタイプの左右ボタンは軽快なクリック感だし、ホイールの回転もスムーズだ。ただ、ホイールのクリックが少々重い。これは個体差なのか、あるいは裏返したとき不用意にクリックしてしまわないようにするためなのか、ちょっと判断がつきかねる。
また、左右ボタンの周囲に設けられた縁に違和感を覚えるユーザーがいるかもしれない。本体の小ささもあって、深く握り込んだ状態ではボタンではなく縁に指がかかってしまうことがあるのだ。しかし、扱いにくいというほどではないし、手に持って使うときの誤操作防止用だと考えれば納得できるデザインである。
裏返して手に持つ場合、手のひら全体で包み込むようにすると人差し指や中指で表側のボタンをクリックしてしまうことがある。筆者が試したところ、ケータイを操作する要領でボディの下半分を軽く持ち、親指を伸ばすようにするのがベストだった。このとき指の腹で撫でるのではなく、爪の先で引っ掻くように操作すると良いようである。
ちょっと気になったのは、トラッキングセンサー部をボールシェイプボタンが覆っている影響か、デスク上で使うときにポインタの動きがぎこちなくなることがあるという点。色の濃淡が少ない滑らかな面の上なら問題ないが、カラフルな雑誌などをマウスパッド代わりにするのは避けた方が良さそうだ。
レシーバーユニットは携帯電話のトレイと同様、マウスをカップ部に置くと自動的に充電するシステム。パソコンのUSBポートから電源を供給するバスパワー方式だ。正面には赤く点灯する充電ランプと電源ランプ、真ん中には緑色に点灯する大きな丸形の同期ボタンが配置されており、マウス底面のコネクトボタンとあわせて接続をリセットするのに用いる。
レシーバーユニットはケータイの充電トレイと間違えそうになる(笑)。電源にはUSBバスパワーを採用しているのでACアダプタなどは必要ない
電源ランプと充電ランプの間にあるのは同期ボタン。再接続するときは、このボタンを押してからマウス側のコネクトボタンを押す
マウス側の電源は単4形のリチャージャブルバッテリ2本。付属品は全体が黄緑色のビニールカバーに覆われているため詳細は不明だが、ニッケル水素電池のようだ。充電時間や連続動作時間についても特に記載はなかったが、半日ほど充電した後、普通のワイヤレスマウスと同じように使ってみた限りではバッテリが切れる気配はなかった。
なお、本体とレシーバーユニット間の通信は赤外線ではなく27MHz帯の電波を利用しており、間に障害物があっても動作する。有効距離は7~8mほどあるので、かなり広い場所でプレゼンテーションなどに利用しても問題はないだろう。
なお、発売元のサンコーでは「ゴロ寝deマウス」のほか、「
ゴロ寝deスクDX
(5,980円)」も販売している。寝っ転がりながらノートパソコンなどを使うための、角度が自由に変えられるストッパー付きミニデスクだ。チーク材を使った本格的な品で、筆者としてはこちらにも興味がわいてしまった。さらに「ゴロ寝deマウス」と「ゴロ寝deスクDX」を組み合わせた「ゴロ寝三昧セット(9,000円)」というのも用意されている。こんなものがあったら、日がな一日ベッドの中で過ごしてしまいそうである(笑)。
マウスの電源は単4形のリチャージャブルバッテリ。横にある丸い部分は接続リセット用のコネクトボタンだ
レシーバーユニットの底面は濃いスモークがかかった透明素材
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URL
製品情報
http://www.thanko.jp/goronedemouse/index.html
サンコー
http://www.thanko.jp/index.html
(斉藤成樹)
2005/10/26 11:07
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