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11月17日発売予定の「NX-6000」。標準価格は11,025円。OSはWindows XP/MCE/Tablect PC Edition SP2以降、Windows XP Pro x64 Edition SP1以降に対応する
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11月2日にマイクロソフト社初となるWebカメラ「LifeCam」のVXシリーズ3製品が発売された。さらに11月17日には、最上位機種にあたるノートPC用途の「NX-6000」が登場する予定となっている。
LifeCamシリーズは、Windows Live メッセンジャー向けに最適化されている点が特徴だ。今回は発売前にNX-6000を試用できる機会を得たので、その使用感をレポートしたい。
■ コンパクトなデザインを採用した「NX-6000」
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簡単につまめてしまうほどのコンパクトなWebカメラだ
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NX-6000で1番目を引くのは、チョイっとつまめてしまい、口紅か印鑑かと思うほどのコンパクトな形状だろう。レンズはボディ内に格納できるからキャップは不要。ノック式ボールペンの感覚でプッシュすると飛び出す仕組みだ。使用する際はノートPCのディスプレイなどに挟んで固定する(厚さは7~15mmまで)。また、携帯用の専用ケースが付属しており、約75cmのUSBケーブルともどもすっきりと収納することができる。ノートPC向けに携帯性を重視したデザインだ。
82×20×19mm(幅×奥行×高)というコンパクトなサイズでありながら、静止画で760万画素の撮影が可能な、200万画素のCMOSイメージセンサーを搭載。使用時は0.3~1mの距離でピントが合う。しかも、71度という視野角を持ち、広いエリアを映し出せるようになっているのだ。さらにノイズキャンセル機能付きのマイクを内蔵し、小さいながらもシリーズ最高スペックとなっている。
付属CD-ROMからユーティリティをインストールすれば「Windows Live Call ボタン」や、特殊効果を加えられる「ダッシュボード」も利用できるほか、パン、チルト、ズームといった操作も可能となる。ただし、「自動フェイストラッキング機能」には残念ながら対応していない。
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レンズの頭を押すと……
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レンズが飛び出してくる仕組み
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ノートPCに装着してみたところ。レンズは前後に首降り可能
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装着時の様子を横から見たところ
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セット内容は、本体、CD-ROM、説明書、携帯用ケース。付属のCD-ROMからアプリケーションをインストールしなくても、Webカメラとして問題なく利用できる
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携帯用ケースに収納したところ。フタをしてしまえば、カバンの中にポンと放り込んでもまったく問題なし!
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■ オンラインユーザーをリストアップする「Windows Live Call ボタン」
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上から眺めたところ。Microsoftロゴの上には「Windows Live Call ボタン」がついている
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NX-6000は買ってそのまま接続してもWebカメラとして問題なく利用できるが、付属ユーティリティ導入時は、本体上部にある「Windows Live Call ボタン」が有効になる。「Windows Live Call ボタン」とは、押すだけでWindows Live メッセンジャーを起動し、オンラインユーザーの一覧を表示してくれるというものだ。
ビデオチャットする際は、表示された一覧から通話相手をカーソルで選択し、[OK]ボタンをクリック。会話ウィンドウを開くので、改めて映像通話用のアイコンを選択するという手順が必要となる。
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「Windows Live Call ボタン」を押すと、Windows Live メッセンジャーが起動し、オンラインユーザーの一覧が表示される。通話したい相手を選択し、[OK]をクリックする
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会話ウィンドウが起動したら映像通話(ビデオチャット)の開始ボタンで相手を呼び出す。相手が応じたら、ビデオチャットのスタートである
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■ 映像にビデオ特殊効果のアクセントがつけられる「ダッシュボード」
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カメラの解像度変更はユーティリティ上で行なう。サイズは用途に合わせて調整しよう
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付属のユーティリティをインストールすることで、カメラの解像度設定が可能になるほか、ビデオチャット中に会話ウィンドウから「ダッシュボード」を呼び出せるようになる。ダッシュボードでは、ビデオ特殊効果を加えて遊んだり、パン、チルト、デジタル3倍ズームを利用可能だ。
さらに特殊効果を加えた写真撮影(JPEG)、音声録音(WMA)、映像の録画(WMV)にもユーティリティから利用が可能で、これらデータを直接メールに添付して送信できる。一般のデジタルカメラやムービーカメラのような機動性は望めないが、ちょっとしたビデオメッセージ程度ならば本製品で代用することが可能だろう。保存した直後の写真や動画は、画面左下の[編集]ボタンから直接ペイントやムービーメーカーを起動・編集できるので、手軽に遊び心を加えたいという方は利用してみると良いかもしれない。
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ユーティリティをインストールすると、メッセンジャーの会話ウィンドウに「ダッシュボード」ボタンが追加される。ビデオチャットを楽しみながらズームやパン、チルト、ビデオ特殊効果の適用が可能に。写真はデジタル3倍ズームと特殊効果の「アイスクリーム」を適応した例
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写真はビデオ特殊効果の「スキューバ マスク」例。このようにユーティリティのウィンドウでも「ダッシュボード」の特殊効果を適用し、写真にしたり、ムービーとして保存することができるほか、音声録音もできる。保存したらワンクリックで即メールに添付可能だ
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ビデオ特殊効果の「ふきだし」例。ブツブツ言いたいときに加えてみたい
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ビデオ特殊効果の「稲妻」例。「エーッ!!!」というシーンで使いたい
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ビデオ特殊効果の「オウム」例。ちょっと用途に悩むが……
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データは初期状態で「C:Document and Settingsユーザー名My DocumentsLifeCam ファイル」に保存・蓄積される
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[写真をキャプチャする]アイコンをクリックし、写真を作成した例。シャッター音が鳴り、撮影した写真がウィンドウの左下に表示される。連続撮影した場合、表示されるサムネイルは最新の1枚のみ
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■ NX-6000から「Windows Live スペース」に写真をワンタッチ投稿
本製品にはもう1つ、撮影した画像をワンタッチでブログサービス「Windows Live スペース」に記事投稿できる機能がある。撮影ボタンを押した後に、投稿ボタンを押し、記事保存をするという最短3クリックで掲載が完了する。
なお、製品公式サイトによれば「ワンタッチで、LifeCam で撮影した動画や静止画を Windows Live スペース (ブログ) にアップロードすることができます」とのことだが、動画の場合、録画後に投稿ボタンが有効にならなかった。残念ながら現在の「Windows Live スペース」は動画投稿に対応していないため、今後対応するということになるのかもしれない。
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「Windows Live スペース」。作成した自分のスペースはWindows Live メッセンジャーからもワンクリックで表示可能
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LifeCamで写真を撮影したら、[Windows Live スペースのマイ・ブログに投稿]ボタンをクリックするだけ。もちろん事前に自分のスペースを確保しておかなくてはならない
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Windows Live スペースの編集画面が表示されるので、タイトルや本文を入力して保存すれば良い
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保存後のWindows Live スペースの例。スライドショー機能も用意されている。なお、スペースのデザインは100種類ものテンプレートから選択できる
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■ ノートPC愛用者ならお勧めしたい一品
NX-6000はコンパクトデザインでデザインもシンプルなので、ディスプレイに装着してもこれまでのWebカメラに比べて目立ちにくく、スタイリッシュな部類に入るのではないかと思われる。また、NX-6000はレンズが本体に収納でき、専用の携帯ケースが付属するなど携帯性の面も考慮されており、アクティブに持ち歩けそうだ。しかも、映像も滑らかで、画質、デザイン、携帯性の面でバランスが取れていると感じた。ノートPCがメインという方にはお勧めできるWebカメラである。
強いて不満があるとすれば「Windows Live Call ボタン」だろう。リストに表示されたオンラインユーザー名をダブルクリックしたら、ストレートにビデオチャットへ招待できたら、より一層Windows Live メッセンジャーに最適化された製品になるのではと感じた。
■ URL
製品情報
http://www.microsoft.com/japan/hardware/lifecam/nx_6000.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
Windows Live スペース
http://spaces.live.com/
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(すずまり)
2006/11/08 11:05
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