動画で200万画素、静止画はデジタルカメラ並みの760万画素相当という高解像度の映像が撮影できるほか、同社のWindows Live メッセンジャーに最適化されたさまざまな機能を搭載しているのが大きな特徴となっている。
本体はバー型の非常にシンプルなフォルム。メタリックシルバーのボディ前面に、光沢のあるブラックのパネルがはめ込まれていて、なかなか落ち着きのあるデザインだ。パネルには向かって左にレンズ、右にノイズキャンセル機能を持ったマイクと、ブルーに輝くインジケータランプが配置されている。上面にあるクロームシルバーのボタンはキャプチャ用のシャッターではなく、ワンタッチでWindows Live メッセンジャーのビデオ通話を開始できる「Windows Live Callボタン」だ。
機能面の特徴としては、まず前述のカメラ本体上面にあるWindows Live Callボタンが挙げられる。これをワンプッシュするだけでメッセンジャーのオンラインユーザーを確認し、ビデオ通話が開始できるのだ。他社製Webカメラの場合、本体のボタンはキャプチャ用のシャッターボタンとして割り当てられていることが多いようだが、パソコンをタッチパッドで操作している場合などは、こちらのほうが使い勝手が良いのではないだろうか。
VX-7000のパッケージには「OPTIMIZED FOR WINDOWS LIVE」のロゴマークがつけられている。もちろん、他の用途に使えないというわけではないようだが、やはりWindows Live Callボタンやワンタッチブログ投稿、また、大きな特徴となっているビデオ通話中の画像共有などはWindows Live用として最適化された機能。他社のメッセンジャーやWebサービスで十分なパフォーマンスを発揮させるのは難しいだろう。
ひねくれものの筆者としては、ハードウェア、ソフトウェア、Webサービスのすべてを1社の製品でまとめるのは無難すぎて少々物足りない気がするのだが(笑)、Windows Live メッセンジャーと組み合わせるWebカメラとしては最適な製品の1つと言わざるを得ない。