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バスパワーにこだわった！ ユニークな電源機能を搭載するUSBハブ2製品 |
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今回紹介するのは、電源関係でユニークな特徴を持ったUSBハブ2製品だ。ACアダプタの数が増えすぎて困っているユーザー、それに何台ものUSB機器を駆使するユーザーにお勧めしたいアイテムなのである。 ■ 2つのUSBポートを使って供給電源容量を増やす「USB-HUB227WH2」
こうした場合、ハブにセルフパワー用のACアダプタを接続し、不足分を補うのが一般的だ。しかし、セルフパワーが使えない、あるいは使いたくないというシチュエーションも考えられる。それは電源コンセントの空きが確保できなかったり、USB機器の電源をパソコンと連動させる必要があったり、あるいはデスクの上を這い回るケーブルを増やしたくないといった場合だ。 最初にご紹介するサンワサプライの「USB-HUB227」は、こうした状況にぴったりの製品だ。ACアダプタによるセルフパワーに頼らずに電源容量不足を解消するという、ちょっとユニークな機能を持っているのである。仕組みは単純。1ポートで不足する電源容量を、2ポート分束ねることで補ってしまうのだ。あくまでもバスパワーにこだわりたいユーザーのためのアイテムなのである。 製品はボックスタイプではなく、センターユニットとUSBコネクタ付きケーブルが直結するという形状を採用している。ケーブルは全部で6本あるが、接続できるUSB機器は4台まで。つまり、4ポートのハブである。そして、残る2本のケーブルのうち1本は通常のハブと同じくパソコンのUSBポートに挿し込むためのものだ。ポイントは最後の1本。これが電源専用のコネクタなのである。プラグ部分が赤く色付けされているほか、USBのシンボルマークではなく、稲妻のマークがあしらわれているので見分けるのは容易だ。
この電源専用コネクタを活用する場合は、2つ以上のUSBポートを備えたパソコンが必要になるが、もう1台パソコンがあれば、そちらのUSBポートから電力だけを引き込むというアクロバティックな使用法も考えられるだろう。 ケーブル接続式のUSB-HUB227には、ボックスタイプのハブとは異なった使い勝手の良さがある。センターユニットから伸びるUSB機器接続用ケーブルは2本が約7.5cm、もう2本が約5cmと長短がつけられている。この違いがあるため、接続した機器同士が接触することなく、また、誤って別のコネクタに触れて接触不良を起こしてしまうといったトラブルも避けられる。延長ケーブルと同じ感覚で扱えるので、手の届きにくいパソコンのバックパネルから引き出し、手元に置くのにちょうど良いのではないだろうか。 本体の重量は約87g。見た目に反して意外にずっしりとした手応えがある。センターユニットやプラグは継ぎ目のない頑丈な樹脂に覆われており、ACアダプタ用のコネクタなどもないので、少々手荒な扱いにも耐えてくれそうだ。コンセントを埋めるACアダプタを減らし、電源ケーブルをすっきりとまとめたいこだわり派にお勧めしたいアイテムである。
■ ＵＲＬ 製品情報 http://www.sanwa.co.jp/product/syohin.asp?code=USB-HUB227WH2 サンワサプライ http://www.sanwa.co.jp/ ■ USB機器を直結できるUSBプラグ搭載の「SHBH7MC」
近頃ではUSBポートから供給される電力でバッテリーを充電できる機器が増えている。なにしろケーブルを1本接続するだけでデータ転送と充電を同時に行なえるのだから便利なことこの上ない。ところが、USBは本来パソコンの周辺機器接続用。バスパワーはパソコンの動作中にしか利用できないし、セルフパワー式のハブでも十分な電源容量が確保できないといった難点も見受けられた。こういった問題を解決する製品が、このSHBH7MCなのである。 SHBH7MCには大きな特徴が2つある。1つは本体にミニBタイプのUSBプラグが付いたケーブルが取り付けられているという点。長さは約6cmと短めではあるが、別にケーブルを用意することなく、そのままUSB機器を接続し、データ交換やバッテリー充電ができるのだ。
本体はコンパクトな手帳を模したスリムでフラットなボックスタイプ。インジケータなどはなく、非常にシンプルなデザインである。USBポートは上辺に2つと側面に4つ。下辺にはパソコンに接続するミニBタイプのUSBポートとACアダプタ用のコネクタが配置されている。 ボディは軽量だが、デスクの上に置いた場合、コネクタが上に突き出すことがないため、安定性は意外に良いようである。また、プラグ付きケーブルを背表紙にあたる部分のミゾに押し込んで収納すれば突起部がなくなるので携帯性にも優れている。 SHBH7MCは、やはり大容量の電源を備えたUSBハブとして使うのが正統派と言えるだろう。HDDや光学ドライブ、スキャナ、Webカメラなどを片っ端から接続しても良いし、オーディオプレーヤーや携帯電話をずらっと並べて充電しても良い。たかが電源とはいえ、普段の制限から解放されると、なんだか贅沢をしている気分になれる（笑）。 しかし、このほかにも便利な使い方がある。パソコンとは関係なく、ポータブル機器用の充電アダプタとして利用できるのだ。SHBH7MCに付属しているACアダプタは比較的大型ながら重量は抑えられていて、気軽に持ち歩くことができる上、100Vから240Vまでの電圧に対応するワールドワイドタイプなのだ。 海外に出かけるときなど、それぞれに専用のACアダプタを用意するまでもなく、SHBH7MC 1台だけで済ませることができる。実売価格は5,000円前後と、USBハブとしては少々高価ではあるが、多目的に使える電源ユニットを兼ねていると考えれば納得のコストパフォーマンスである。
■ ＵＲＬ 製品情報 http://www.sigma-apo.co.jp/front/products/detail/SHBH7MC シグマA・P・Oシステム販売 http://www.sigma-apo.co.jp/
（斉藤成樹） 2008/02/13 11:10 |
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