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プレゼンター機能やレーザーポインタを搭載! MSのワイヤレスマウス


Microsoft Wireless Notebook Presenter Mouse 8000。標準価格は9,975円。製品にはBluetoothトランシーバーユニットが同梱する
 マイクロソフトの「Wireless Notebook Presenter Mouse 8000」は、小さなボディに3つの機能を搭載したワイヤレスデバイスである。デスクなどの平面に置けばマウス、裏返して手に持てばプレゼンター機能、それにレーザーポインタが利用できる。この小さなアイテム1つで、日常の業務からプレゼンテーションまでこなせてしまうのだ。ビジネスシーンだけではなく、学術関係や建築関係など幅広い分野で活躍が期待できそうな製品である。

 本体ボディは左右対称で、丸みが強調された滑らかでシンプルなフォルムだ。ビジネスユース向けの抑制が効いたモノトーン系カラーではあるが、スタイリッシュなデザインで、地味な印象は受けない。サイド部に手触りが柔らかく滑りにくいラバー素材を採用するなど、実用性も重視されているようである。全長10cmほどとコンパクトなボディだが、後端の高くなった部分に指の付け根を押し当て、ここを支点にして操作できるため、手の大きなユーザーでも快適に扱えるだろう。

 手にフィットするという点では左右非対称のエルゴノミックデザインを採用した製品におよばないかも知れない。しかし、プレゼンターやレーザーポインタとして使用するときは、手のひらで包み込むように持つことになるため、この形状のほうが有利だと言えるだろう。

 加えて、利き手を選ばないという大きなメリットもある。筆者は右利きだが、長時間の操作で疲れを感じたときやディスプレイを見ながらメモを取る場合など、マウスを左手に持ち替えることが多いため、このデザインはとても有り難かった。

 ワイヤレスマウスとしては、左右ボタン、チルト機構付きのホイール、それにサイドボタンが2つという十分以上の機能を備えている。ボタンの操作感はやや固め。特にサイドボタンにはしっかりしたクリック感と手応えがある。これはプレゼンターやレーザーポインタとして使用する場合に誤操作を防止するためだろう。


シルバー、メタリックグレー、ブラックなどの色を組み合わせたスタイリッシュなデザイン。抑えた色調ではあるが地味さは感じない 全長約10cmとコンパクトなボディ。後端の膨らんだ部分に指の付け根を押し当てれば手の大きな人でも楽に操作できる

シームレスタイプの左右ボタンにチルト機構付きのホイール。ほぼ中央にあるボタンでマウスモードとプレゼンターモードを切り替える 丸みを帯びた流れるようなフォルム。後端部に十分な高さがあるので、手の大きなユーザーでも扱いにくさは感じないだろう

底面にはプレゼンテーションソフトやメディアプレーヤーをコントロールするボタンのほか、スライド式の電源スイッチが配置されている

裏返して手に持つとリモコンのように見える。ボタンは隙間なく並んでいるが、微妙な凹凸があるため指先の感触だけで区別が可能だ
 製品自体は、マウス機能とプレゼンター機能を同時に使用することはできない。ボディ上面の中央にあるボタンでモードを切り替えた後、マウスならデスクなどの平面上で、プレゼンターやレーザーポインタなら裏返した状態で手に持ち、リモコンのように親指で操作する。それぞれのモードでの操作法や用途にハッキリとした区別があるため、まるで別の機器を使っているような感覚である。

 底面に配置されたプレゼンター用ボタンは、プレゼンテーションソフトのスライド操作やメディアプレーヤーのコントロールが行なえるほか、Power Pointのデジタルインク機能にも対応。底面ボタンは微妙な起伏がつけられていて、指先の感触だけで区別できるよう配慮されている。また、マウスモードとプレゼンターモード、どちらが選択されているかはパソコンのディスプレイ右下に表示されるメッセージバーで確認可能だ。

 一般的な製品とは大きく異なる形状ではあるが、筆者にはWireless Notebook Presenter Mouse 8000のレーザーポインタが意外に使いやすく感じられた。ボディに適度な重量と厚みがあるため手首にムダな力が入らず、ブレを抑えられるのである。

 レーザーはモードに関係なく、底面にあるボタンを押すだけで照射される。光点はほぼ円形、波長630nmから670nmの赤色光だ。出力は1mWで、比較的明るい会場でも10m以上は届くだろう。本体底面に「クラス2レーザー製品」というラベルが貼り付けられているが、これは万一直視してしまったとしても、まばたきなどの自然な動作で悪影響を回避できるレベルの強度ということである。

 また、トラッキングセンサーにもレーザーが採用されている。こちらはレーザーポインタとは異なり目に見えないので、暗い会場や会議室でのプレゼンテーション中に赤い光が漏れ出して参加者の目を引いてしまうようなことはない。一般的な光学式に比べてマウスパッドの素材や色、また模様などに影響されにくく、1000dpiという高いトラッキング精度を実現している点が大きな魅力だ。


レーザーポインタの照射口は先端の右ボタン下にある。通常の持ち方をする限り、指がかかってふさいでしまうことはない位置だ レーザーポインタの赤色光はきれいな円形を描く。輝度は高く、明るい場所でも10m以上は届きそうである

BluetoothトランシーバーユニットはパソコンのUSBポートに挿し込む。全長5cmほどのコンパクトなスティック型だ
 ワイヤレス方式は2.4GHz帯を利用するBluetooth。パソコンのUSBポートには全長5cmほどの小さなスティック形トランシーバーユニットを挿し込む。有効距離は約10m以内。マウス本体とトランシーバーユニットはあらかじめペアリングされているので面倒な設定は必要ない。

 電源は単4形アルカリ乾電池2本を使用する。ランニングコストでは充電式より不利とはいえ、大事なプレゼンテーションの最中にバッテリー切れなどのトラブルが起きたとしても素早く対処できるのは大きな強みと言えるだろう。

 ただ、少々残念な点もある。不用意に本体後部にある三角形のボタンを押し込んでしまうと、カバーが弾け飛んで内部の乾電池が抜け落ちてしまうことがあったのだ。人の視線が集まる場で使う可能性が高い製品だけに、できれば簡単なストッパーが欲しかったところである。


電源は単4形アルカリ乾電池2本を使用。電池収納部のカバーはワンタッチで外れる方式。交換は素早く行なえるが少々注意が必要かも知れない マイクロソフト製マウスではお馴染みの「IntelliPoint 6.2」が付属。ユーザーの好みに応じて各ボタンの機能を設定できる

 ちなみに、製品自体は少し変わったパッケージに収められて販売されている。本体が透明なプラスチックのシェルに入っていて、箱の中でクルクルと回転するのである。実はこれ、マウス本体とトランシーバーユニットをまとめて収納できるキャリングケースなのだ。このケースに取り付けるハンドストラップも付属しており、パッケージから取り出した後も携帯時に活用できるのである。なかなかユニークで実用的なシカケと言えるのではないだろうか。


マウス本体を収めた透明なシェルがクルクルとまわるユニークなパッケージ。回転部分を取り外せば、そのままキャリングケースとなる キャリングケースにはマウス本体とトランシーバーユニットがまとめて収納できる。ハンドストラップも付属しており携帯に便利だ

関連情報

URL
  製品情報
  http://www.microsoft.com/japan/hardware/laser/wi_note_pre8000.mspx
  マイクロソフト ハードウェア製品情報ページ
  http://www.microsoft.com/japan/hardware/default.mspx


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(斉藤成樹)
2008/03/26 11:06
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