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USBとLAN接続に両対応! バッファローの外付けHDD「HD-CELU2」


USB/LAN両対応の外付けHDD「HD-CELU2シリーズ」。標準価格は500GBモデルが1万9845円、640GBモデルが2万2050円、1TBモデルが2万7720円
 バッファローの「HD-CELU2シリーズ」は、スイッチ1つでUSB接続とLAN接続を使い分けられるユニークな外付けHDD製品だ。取り扱いが簡単で、高速なUSBストレージとしてだけでなく、ネットワークに直結した簡易ファイルサーバーとして使用することができるのである。

 製品は500GB、640GB、それに1TBの合計3モデルがラインナップされており、個人のプライベートネットワークから、比較的小規模なオフィスネットワークまで幅広く対応できる。NASとしての機能はシンプルだが、気軽に使えるコンパクトなボディとリーズナブルな価格が魅力だ。通常の外付けHDDから1歩進んだストレージデバイスと言えそうである。

 USBとLANの両方に対応しているということは、利用シーンに応じて双方を使い分けられるということである。USB接続では、USB 2.0規格の最大480Mbpsというハイスピードを活かした高速なファイル転送が可能。しかも、独自の「ターボUSB」という転送方式最適化ユーティリティにより、さらに実効速度を高めることができる。

 もう一方のLAN接続は、最大速度が100Mbpsの100BASE-TXインターフェイスに対応。こちらは同時8台までのPCからアクセスが可能で、他のネットワーク機器と同様に無線LANの環境があればワイヤレスで利用もができる。つまり、大容量のファイルを扱いたい場合は高速なUSBで接続して一気に転送、その以外の場合は使い勝手の良いLANで接続するという非常に効率の良い使い方が実現するのだ。


リアパネルにはLANポートとUSBポートが縦に並ぶ。電源スイッチとリセットスイッチはごく小さなプッシュ式だ パッケージには本体とACアダプタのほか、長さ1mのUSBケーブル、2mのLANケーブルが同梱 ターボUSBは転送方式を最適化し、USB接続の実効速度を高めてくれる。性能の良いパソコンほど高い効果が期待できるようである

フロントパネル下部にあるインジケータランプ内蔵のモード切替ボタン。押すたびにUSB接続モードとLAN接続モードとが交互に切り替わる
 USBとLAN接続が同時に使用できないのは少々残念ではあるが、HD-CELU2側の切り替え操作はフロントパネルのボタンをワンプッシュするだけで良い。それぞれのケーブルは本体に挿し込んだままで良く、引き抜いたり繋ぎ方を変更したりする手間は一切かからない。

 これは機能セレクターとしてはもちろん、ファイルのアクセスコントロールという面でも非常に便利なのではないだろうか。例えば、オフィスでの共同作業では、LAN内で一時的に他ユーザーとの共有を制限したい場合に役立つし、逆に必要な場合だけ解放するといった使用法が考えられる。

 ボディカラーはツヤ消しのブラック。スリムで場所を取らない縦置き型ではあるが、全体が緩やかなカーブに覆われた、重厚さを感じさせるデザインだ。各所に数多くの通気口やスリットが設けられていて、気になる発熱などはまったく感じられない。長時間に渡る酷使にも余裕で耐えてくれそうである。

 フロントパネルの下部、縦長のモード切り替えボタンに組み込まれたインジケータランプは、USB接続モードではオレンジ、LAN接続モードではイエローグリーンに点灯する。フロントパネル上端にあるアクセスランプの発光色は鮮やかなブルーだ。リアパネルには小さな電源スイッチとリセットスイッチ、それにLANポート、USBポート、ACアダプタを接続する電源コネクタが縦に並んでいる。

 HDDは流体軸受け型を採用するためか、アイドリング時の動作音が低く抑えられているのが非常にありがたい。不快な雑音は一切なく、耳を近づけなければ聞こえない程度の低いモーター回転音のみである。しかも、無操作であらかじめ設定した時間が経過すると省電力機能が働き、ドライブの回転が自動的に停止する。電源をオフにした場合と同様、まったくの無音になるだけでなく、消費電力が通常動作時の半分以に抑えられるという環境にも優しい設計なのだ。


本体のサイズは45×175×156mm(幅×奥行×高)、重量は約1.1kg。スリムで場所を取らない自立型の縦置きデザインだ 画像ではわかりにくいが、インジケータランプの発光色はUSB接続モードがオレンジ、LAN接続モードがイエローグリーンだ 上パネルは一面穴だらけ。底面やリアパネルにも通気口やスリットが数多く配置されていて、効率良く熱を排出できるようである

ACアダプタを接続する電源コネクタの下にはクリップが用意されている。ここにケーブルを通しておけばプラグの抜け落ち防止になる 付属のACアダプタはケーブルが横方向に出るプラグ一体型。消費電力が抑えられているためか、非常に軽量コンパクトだ

HD-CELU2のセットアップをサポートする「ドライブナビゲータ」。付属ユーティリティのインストールもここから行える
 省電力機能はモードごとに設定方法が異なっている。USB接続では付属CD-ROMに収められている「ecoマネージャー」を利用するため、このユーティリティをインストールしたPCから設定することになる。一方、LAN接続では本体内蔵の同等機能をWebブラウザから操作できる。

 ネットワーク機器というと、設定が複雑で面倒という先入観を持ってしまっているユーザーも少なくないようだが、HD-CELU2に関しては心配ない。各種設定やユーティリティのインストールは「ドライブナビゲータ」が一括して行ってくれるからだ。

 付属のCD-ROMをPCにセットすると「ドライブナビゲータ」のメニュー画面が表示される。以降はステップごとに写真やイラストが入ったわかりやすいガイダンスに従うだけ。作業が終わればUSBモードならドライブアイコン、LANモードであればショートカットアイコンが作成される。ストレージとしての使用法は一般的なUSB大容量記憶装置やLANで共有されたネットワークコンピュータと何ら変わらない。


セットアップはステップごとに写真やイラストの入ったウィンドウが表示され、確実に作業を進めることができる 「ecoマネージャー」で省電力機能が働き出すまでの時間を指定。LANモードではWebブラウザから設定を行う HD-CELU2本体の詳細設定はWebブラウザで操作。この画面は「ドライブナビゲータ」から呼び出すことができる

 LAN接続の場合、ワークグループ名を標準的な「WORKGROUP」にしておけば、そのまま他のPCの共有フォルダと同じようにアクセスできるようになる。独自のワークグループ名を使用している場合は、本製品側の設定を合わせれば良いだろう。IPアドレスを手動設定することでパソコンと直結することも可能だが、これではLANのメリットが活かせないし、速度面でもUSBより不利になる。やはりルータやハブを利用したネットワーク上のストレージとして使用するのが正解だろう。

 なお、「ドライブナビゲータ」からインストールできるユーティリティには、「ターボUSB」と「ecoマネージャー」のほかに、圧縮バックアップや増分バックアップといったキメ細かい設定が可能なバックアップソフト「簡単バックアップ」がある。また、ドライブ内に暗号化ボックスを作成してファイルを保護するセキュリティソフト「Secure Lock Mobile」も利用可能だ。


IPアドレスやワークグループ名を手動で設定すれば、そのまま既存のネットワークに組み込むことが可能 付属の「簡単バックアップ」はファイル圧縮や増分だけを転送する機能などを搭載。効率の良いバックアップが行える 「SecureLockMobile」はパソコンへのインストール不要。パスワードで保護された暗号化ボックスを作成するセキュリティソフトだ

関連情報

URL
  製品情報
  http://buffalo.jp/products/catalog/storage/hd-celu2/
  バッファロー
  http://buffalo.jp/

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(斉藤成樹)
2008/12/17 11:09
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