pavitへのファイル転送は付属の専用ソフト「Music Transfer pavit Edition」を利用する。使い方はごく簡単だ。エクスプローラと同じ感覚でMP3ファイルがあるフォルダを開き、転送したい曲を選択。あとはウィンドウ中央付近にあるボタンをクリックするだけ。USB 2.0に対応しているので、10MB程度のデータならほとんど瞬時に転送されてしまう。ウィンドウ下部はpavitに記録された曲のリストや再生時間、空き容量などがグラフ表示されるほか、不要な曲を消去したり、曲順を並べ替えるといった作業が行なえる。
専用のファイル転送ソフト「Music Transfer pavit Edition」。動作OSはWindows 98SE以上
「Music Transfer pavit Edition」で転送したMP3ファイルは、「aop3」という拡張子が付いたファイルに変換される。これはpavit対応機器専用の独自形式らしく、パソコンやほかのMP3プレーヤーなどでは再生できない。転送したファイルをパソコンに書き戻すことも不可能だ。プレーヤー側も「Music Transfer pavit Edition」以外の方法でpavitに書き込まれたMP3データを再生することはできない。少々不便に思えるが、著作権関係の問題をクリアするために設けられた制限らしい。なお、サンプル品にはMP3データを作成できる「MP3 Jukebox 7.5 Basic版」が付属していた。