マイクロソフトが運営するポータルサイト「MSN」は19日、タグによる管理が可能なオンラインブックマークサービス「Windows Live Favorites」ベータ版の提供を開始した。2005年11月から英語版が提供されていたが、今回、日本のユーザーも利用できるようになった。Internet Explorer(IE)のブックマークと同期するためのアドインや、友人や他のユーザーとブックマークを共有できる機能も予定している。
IEやFirefox、Netscape、del.icio.usなどのブックマークをWindows Live Favoritesにインポートすることで、複数のPCから参照できるようになる。もちろん、1件ずつサイトを手動で登録したり、後から削除・追加などの編集も行なえる。フォルダに分けて整理できるほか、登録したサイトごとに任意のタグを設定して管理することが可能だ。登録できる容量は、ブックマークとフォルダが1,500件または保存容量2MBまで。登録したブックマークは、キーワードやタグにより検索できる。
また、「Windows Live Favorites アドイン for Windows Live Toolbar」をインストールすれば、Windows Live Favoritesのブックマークを自動的にIEのブックマークと同期できるようになる。ただし、「Windows Live Toolbar」自体がまだ日本向けには提供されていないため、このアドインは追って提供される予定だ。
Windows Live Favoritesに登録したブックマークは、「パブリック」「プライベート」「制限つき」という3段階で公開する範囲を設定できる。同じ趣味や趣向を持った人と共有することで、コミュニティを構築できるとしている。
Windows Live Favoritesが正式に対応しているブラウザはIE 6で、今後はIE 7への対応も予定している。また、利用するには「Windows Live ID」でサインインする必要がある。Windows Live IDとは、これまで「Microsoft Passport」と呼ばれていたものが4月10日に名称変更したもの。すでにMicrosoft Passportを持っていれば、そのままWindows Live IDとして使える。