ネットレイティングスは、2003年4月度のインターネット利用動向調査結果を発表した。家庭からのインターネット利用ではブロードバンド利用人口が全体の50%を超えたという。
家庭からのインターネット利用状況を接続環境別に見た場合、ナローバンドが1,256万人であるのに対し、ブロードバンドが1,451万1,000人とわずかながら上回った。ネットレイティングスによれば1年前の2002年4月におけるブロードバンドとナローバンドの構成比は25対75と圧倒的にナローバンドが多く、ブロードバンドが上回ったのは今回が初めてだという。なお、ネットレイティングスではスピードテストの実測値が128kbpsを上回った環境を「ブロードバンド」として定義している。
インターネットの月間平均利用時間では、ナローバンドの約7時間52分に対してブロードバンドが約17時間8分と倍以上の数値を示している。ただし、1年前の2002年4月ではブロードバンドユーザーの月間平均利用時間は約17時間43分で、1年間で30分程度利用時間が減少している。ネットレイテイングスではこの結果について、「ブロードバンド初期利用者はヘビーユーザーが多く、ブロードバンドユーザーが過半数を超えた現在は“普通の人”が増えたために平均利用時間が減少した」と分析している。
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接続環境別にみた利用者比率の推移
(Nielsen/NetRatings)
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■ URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.netratings.co.jp/press_releases/0526_2003Ranking_J_final
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(甲斐祐樹)
2003/05/26 16:36
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