Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
NEC、屋外広域無線LANの効率的な基地局配置を解析するシステム

 NECは4日、屋外広域無線LAN自動設計システム「RADIOSCAPE-WAN」を開発したと発表した。電波の反射や透過、回析状態を地図データ上でシミュレートすることで、電波の干渉を抑えながらカバー率を最大化する、効率的な基地局配置を算出する。例えば、東京23区の90%をカバーする場合、単純規則配置では1万3,700局必要なのが、RADIOSCAPE-WANで自動設計すれば9,300局に削減できるという。

 RADIOSCAPE-WANは、すでに同社が製品化している屋内用のシステム「RADIOSCAPE」を屋外用に高機能化したもの。今後普及が見込まれる無線LANを利用したアクセスサービスへの適用を見据えており、通信キャリアや自治体、システムインテグレーターなどへ提供していく。具体的なサービス形態や提供開始時期は未定だが、ネット上の解析サーバーに接続して設計条件の入力や結果表示を行なうかたちになるとしている。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nec.co.jp/press/ja/0306/0402.html

関連記事
NECフィールディング、無線LANの電波状況を短時間でシミュレート


(永沢 茂)
2003/06/04 20:02
Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2003 Impress Corporation All rights reserved.