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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
パイオニア、PLC技術を内蔵したスピーカーシステム「music tap」

music tap
 パイオニアは、PLC技術を採用したスピーカーシステム「music tap(XW-PSS01)」を3月下旬に発売する。オープンプライスで、店頭想定価格は68,000円。

 music tapは、家庭内のコンポやPC、ポータブルオーディオプレーヤーなどの音楽再生機器をベースステーションに接続し、コンセントを介してネットワークスピーカーが設置されている別の部屋で再生できる製品。ベースステーションに接続した音楽再生機器からは同時に2つまで音楽を再生でき、スピーカーもLタイプ、Sタイプの2つが同梱する。

 採用するPLCはDMCR-PLCで、松下電器産業などから発売されている家庭用PLCアダプタで採用されているHD-PLCとは異なる規格という。このため、両方の規格に準じた製品が家庭内にある場合は影響を与える可能性もあるとしている。

 音楽再生機器との接続端子は、オーディオ入力がリアパネルに2系統、フロントパネルに1系統の合計3系統、USB入力はAタイプがフロントパネルに1系統、Bタイプがリアパネルに1系統の合計2系統で、オーディオ出力もリアパネルに1系統用意する。USBのバージョンは1.1で、フロントパネルはUSB接続型のオーディオ、リアパネルはPCとの接続に利用し、PCの対応OSはWindows XP/2000/Me/98SE/98。。

 フロントパネルのUSB接続の場合、再生できるフォーマットはMP3/WMA/MPEG-4 AACのみで、DRMがかかった楽曲は再生できない。リアパネルのUSBやオーディオ出力経由の場合、コンポやPCで再生できるものはDRMに関わらずネットワークスピーカーで再生できるという。

 同梱のスピーカーは機能が異なり、Lタイプはステレオ再生が可能なほか、付属のリモコンからベースステーションのフロントパネル部USBに接続された機器の電源オンオフや頭出し、ランダムプレイといった遠隔操作に対応する。遠隔操作が可能なのはフロントパネル部のUSBに接続した機器のみ。Sタイプはリモコンやステレオ再生には非対応だが、人の有無を感知して自動で電源のオンオフや再生・停止が可能なモーションセンサー機能を搭載する。

 本体サイズは250×183×47mm(幅×奥行×高)、重量は1.2kg。ネットワークスピーカーの本体サイズと重量は、Lが452×112×162mm、2.8kgで、Sが109×109×176mm、1.2kg。

 増設用のスピーカー、iPod用のコントロールドッグ「IDK-01」も3月に発売。IDK-01はmusic tapと接続することでiPodの楽曲が再生可能になるほか、ネットワークスピーカーLのリモコンでiPodを遠隔操作することもできる。いずれもオープンプライスで、店頭想定価格はオプションスピーカー Lが27,000円、オプションスピーカー Sが19,000円、IDK-01が14,000円。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://pioneer.jp/press/release568-j.html
  パイオニア
  http://pioneer.jp/

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(甲斐祐樹)
2007/02/28 12:20
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