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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
gooラボ、PlaceEngineを利用した現在位置表示サービスの実証実験

gooラボ「エリア情報検索実験」。地図情報に「現在位置を取得ボタン」が追加されている
 gooを運営するNTTレゾナントは、無線LANによる現在位置測定技術「PlaceEngine」を利用して地図上に現在位置を表示する実証実験をgooラボで開始した。

 PlaceEngineは、ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し、So-net子会社のクウジットがライセンスを行なっているもの。無線LANの電波情報を利用して、現在位置を推定する技術になる。クライアント用ソフトは、Windows Vista/XP SP2とWindows Mobile、Macintosh版をPlaceEngineのWebサイト上で配布しているほか、PSP用ソフト「みんなの地図2」や「プロアトラス トラベルガイド」でも同技術を採用している。

 gooラボでは、「エリア情報検索実験」にPlaceEngine APIを追加して、地図上に現在位置を表示するサービスの実証実験を実施する。同ページ上にある「現在位置を取得ボタン」をクリックすると、事前にインストールしたクライアントソフトを通じて、受信した電波情報をPlaceEngineのサーバーにインターネット経由で送信。該当するアクセスポイント情報にもとづいた現在位置情報をPCに送信して、現在地を表示する。

 NTTレゾナントでは、実証実験を通じて地図サービスの新たな利用形態を探る考え。なお、位置情報の新規登録はPlaceEngineのWebサイト上で行なえる。また、gooラボで動作確認済みのクライアントソフトは、現時点でWindows VistaとWindows XP SP2版になる。


関連情報

URL
  gooラボ
  http://labs.goo.ne.jp/
  エリア情報検索実験
  http://map.labs.goo.ne.jp/
  ニュースリリース
  http://help.goo.ne.jp/info/detail/978/

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(村松健至)
2007/07/10 15:46
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