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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
イー・アクセス決算、第1四半期末でADSLは191.2万件。モバイルは6万件

 イー・アクセスは8日、2008年3月期 第1四半期(2007年4月~6月)の財務・業績を発表した。ADSL契約数は191.2万件で、イー・モバイル契約数は6万200件。

 第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比5.7%増の151億400万円で、営業損失は15億600万円、経常損失は32億8,000万円、純利益は56.5%増の15億1,600万円だった。なお、イー・モバイルが連結子会社から持分法適用関連会社に5月31日付けで異動しており、6月1日以降は持分法の投資損益によって業績が反映されている。

 事業別では、ネットワーク事業(旧ADSL・ISP事業)の売上高は前年同期比3.6%減の137億7,000万円で、営業利益は12.2%減の28億6,300万円。ADSL契約数は前期末から1.3万件減の191.2万件、ISP(AOL)契約数は0.1万件増の23.1万件。イー・アクセスは、12Mbpsサービスなどの低価格サービスを中心に会員獲得が好調に推移したと説明。また、2.5GHz帯の無線事業免許に関しては、ソフトバンクと共同でモバイルWiMAXによる事業化を検討しているとした。

 モバイル事業の売上高は15億800万円で、基地局建設にともなう賃借料や回線料などの計上で営業損失は40億8,800万円となった。また、2007年6月末時点におけるイー・モバイルの契約数は6万200件で、前期末から3万200件増加したという。

 イー・アクセスではまた、6月1日にデバイス事業部門を設置。同部門は、イー・モバイルから商品開発部門の移管を受けて事業を開始した部門で、モバイルと固定通信、WiMAX共通のデバイス開発および販売を担当する。なお、アプリケーションプラットフォームに関する業務は、イー・モバイルが引き続き担当するという。

 デバイス事業の業績は、イー・モバイルに対してUSBモデム型データ通信端末の販売を6月に開始し、1億5,200万円の売上を計上。営業損失は2億6,500万円だった。

 イー・アクセスでは業績発表に合わせて、通期の業績予想を修正。売上高は前回予想から1.3%減の622億円、営業利益は65.0%改善の33億円、経常利益は13.3%改善のマイナス91億円、純利益は19.2%改善のマイナス59億円。同社では、イー・モバイルの連結対象期間でネットワーク関連費用の抑制や販売促進費用が下回った点などを修正理由にあげている。


関連情報

URL
  イー・アクセス 投資家情報
  http://www.eaccess.net/ir/

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(村松健至)
2007/08/08 16:49
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