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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ソニー、HD映像をワイヤレスで転送する「ロケフリ」新モデル

 ソニーは、テレビやレコーダの映像をネットワーク経由で再生できる「ロケーションフリー」新モデルとして、「ロケフリ Home HD(LF-W1HD)」を12月1日に発売する。オープンプライスで、店頭販売価格は5万円前後の見込み。

 ロケフリ Home HDは、テレビやレコーダから映像を受ける受信機と、受信機の映像をワイヤレスで転送して他のテレビに映し出す送信機の2台で構成。送信機、受信機ともにそれぞれ6本のアンテナを搭載し、環境に最適なアンテナを使うことで、実効速度で最大10Mbps程度の伝送を実現しているという。なお、MIMO機能は搭載しておらず、複数アンテナのうち利用するのは最適な1つのみだという。

 受信機で入力した映像はMPEG-4 AVC(H.264)にエンコードした上で送信機へワイヤレス転送。送信機に接続したテレビではHD映像を再生できる。ソニーでは、MPEG-4 AVCを採用したHD映像のワイヤレス伝送は民生機では初だとしている。

 無線LAN部分はIEEE 802.11aとIEEE 80.22b/gに対応。電波干渉の少ない5GHzと、障害物の影響を受けにくい2.4GHzを選択できるという。IEEE 802.11aはW52のみ対応し、W53およびW56には非対応。なお、これまでのロケーションフリー製品と異なり、インターネットを経由して外出先などから視聴することはできない。

 付属のリモコンは、送信機側の機器を受信機側から操作でき、早送り、巻き戻しなどが行なえる。また、送信機側に接続したレコーダなどのリモコンを使って受信機側から本体を操作するリモコンスルー機能も搭載する。

 入出力端子は、送信機側がD4入力×1、D1/D2/D3/D4出力×1、コンポジット映像入出力×1、アナログ音声入出力×1、AVマウス出力×1。受信機側がHDMI出力×1、D1/D2/D3/D4出力×1、コンポジット映像出力×1、アナログ音声出力×1。

 本体サイズは送受信機ともに約135×135×208.3mm(幅×奥行×高)、重量は送受信機セットで約1.2kg。


ロケフリ Home HD(LF-W1HD) 背面

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200709/07-0905/

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(甲斐祐樹)
2007/09/05 16:03
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