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日本テレビ、ブログのコメントで進行が変化するドラマを制作
(左から)総合演出補の村瀬健氏、総合演出の土屋敏男氏、主演のりょう、監修の小山薫堂氏、脚本の武田樹里氏
日本テレビ放送網とNECは2日、ブログなどを利用した視聴者参加型のドラマ「オキナワ 男 逃げた」の制作発表会を開催。主演を務めるりょうや、総合演出を行なう日本テレビの土屋敏男氏などが出席した。
「オキナワ 男 逃げた」は、視聴者がブログに寄せたコメントを元にドラマの進行が変化するという視聴者参加型のドラマ。33歳独身のOL・美羽が、カメラマン志望の彼氏・実が突然沖縄に行ってしまったことをきっかけにブログを開設した、という内容で、主人公の美羽をりょうが、美羽の恋人である実を中村竜が、美羽の同僚の友則を斉藤陽一郎が演じる。
展開スケジュールは、11月2日より美羽のブログ「オキナワ 男 逃げた」を開設し、12月5日までブログにて動画を十数本配信する予定だ。その後、12月5日と12月19日に番組全編の収録をSecond Lifeで行なう番組「デジタルの根性」でドラマ本編を放送。放送後にブログでも本編を配信する。このほか、12月20日には主人公が選択しなかった側のストーリー「アナザーエンディング」を、動画配信サービス「第2日本テレビ」にて2008年3月31日まで配信する予定だ。
また、地上波放送とブログの連動に加えて、11月下旬に発売予定のNEC製携帯電話「N905i」および「N905iμ」のプロモーションも劇中に行ない、ワンセグ対応携帯電話向けや、NEC製携帯電話向けコンテンツなどを提供する予定だとしている。
「オキナワ 男 逃げた」のブログ画面
ブログでは、中村竜演じる実の動画を配信。動画はNECの携帯電話で撮ったものだという
「オキナワ 男 逃げた」の展開について、企画および総合演出を行なう日本テレビ編成局デジタルコンテンツセンター エグゼクティブ・ディレクターの土屋敏男氏は「ブログが中心でそこにドラマが入り込む、まったく新しいものに挑戦したいと思った」と制作のきっかけを語ったほか、ドラマの展開については「ブログの中で物語が展開し、出演者もドラマ制作者もブログのコメントに揺らされながら結論に向かっていく」と説明。ユーザーのコメントによってドラマの進行が変化する点については「投票などでは決めず、1つのコメントに美羽が心を動かされることがあれば、そのコメントの行動を行なう」と制作の方針を説明した。
また、主演を務めるりょうは「すごく面白いことができると楽しみにしていました」とコメント。「どういった展開になるのか先がまったく分からなくて、ブログのコメントを見ながら自分も一緒に悩んで最後まで辿り着こうと思っています」と心境を語った。
日本テレビの土屋氏。新しい試みのためか、周囲のスタッフらから「電波少年のT部長」のイメージで見られてしまうようだった
主人公の美羽を演じるりょう。土屋氏については「ダース・ベイダーのテーマが聞こえてくる」とコメント。展開についても「アイマスクとヘッドホンを付けられた心境」とのことだ
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URL
オキナワ 男 逃げた
http://www.otoko-nigeta.jp/
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