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COOLPIX S52c
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ニコンは、IEEE 802.11b/gに準拠した無線LAN機能を搭載する900万画素のデジタルカメラ「COOLPIX S52c」を5月16日に発売する。オープンプライスで、店頭予想価格は40,000円前後の見込み。
S52cは、2007年9月に発売された「COOLPIX S51c」の後継機種となるデジタルカメラ。IEEE 802.11b/gに準拠した無線LAN機能を搭載しており、撮影画像を無線LANを利用したインターネット経由でニコンの画像共有サービス「my Picturetown」にアップロードできる機能「ピクチャーバンク」と「ピクチャーメール」が利用可能。公衆無線LANサービスは、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)の「HOTSPOT」、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」、NTT東西の「フレッツ・スポット」に対応する。
ピクチャーバンクは、複数の撮影画像を一括してmy Picturetownにアップロードできる機能。手動のほか、無線LANがある環境であれば充電時にmy Picturetownに保存されていない撮影画像を自動でアップロードすることもできる。また、ピクチャーメールはあらかじめ設定したメールアドレスに画像を送信できる機能。携帯電話にも送信可能なほか、S52cからはウノウが運営する写真共有サービス「フォト蔵」へのアップロードにも対応する。
カメラ機能では、有効画素数900万画素の1/2.5型原色CCDを採用し、レンズは38~114mm相当(35mm判換算)F3.3~4.2の光学3倍ズームニッコールレンズを装備。最大4倍までのデジタルズームも可能で、レンズシフト方式の手ブレ補正機能を搭載する。シャッタースピードは1~1/2000秒をサポートし、最大640×480ピクセルで30fpsでの動画撮影も可能。ISO感度はISO3200までサポートする。
モニターには約23万画素の反射防止コート付き3.0型TFT液晶モニターを装備。記録メディアは約38MBの内蔵メモリとSD/SDHCメモリーカードを利用する。撮影機能では、画像処理機能「EXPEED」を装備し、ポートレート撮影の補助機能「フェイスクリアー機能」などを搭載。音楽付きスライドショーを自動生成する「Pictmotion」も利用できる。
本体サイズは約97.5×21×59mm(幅×奥行×高)で、重量は約125g。無線LANのセキュリティ機能では、64/128bitのWEP、TKIP、AESをサポートする。電源はリチウムイオン充電池「EN-EL8」を使用し、CIPA準拠の撮影可能枚数は約200コマ。本体色はパープリッシュブラックのみとなる。
また、S52cから無線LAN機能を省略した「COOLPIX S52」も4月25日に発売する。オープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後の見込み。本体色は、ベージュゴールド/コーラルの2色を用意する。
■ my Picturetownが機能拡張。RAWデータ保存やフォト蔵へのアップロードに対応
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my Picturetown
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ニコンは、my Picturetownの機能拡張を4月末に実施すると発表した。今回の機能拡張では、月額350円を支払うことで20GBまで利用できる「ゴールドアカウント」にて、月額料金に350円を加算することで20GBずつストレージを拡張可能となった。ストレージは最大で200GBまで拡張可能で、月額料金は最大で3,500円となる。
また、RAWデータの保存に対応し、my PicturetownでRAWデータのサムネイル閲覧や共有が可能となる。このほか、フォト蔵へのアップロード機能、カレンダー機能、レーティング機能や、スライドショーのBGMが追加される。
■ URL
ニュースリリース(COOLPIX S52c)
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/0410_s52c_02.htm
ニュースリリース(my Picturetown)
http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2008/0410_pt_03.htm
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(大久保有規彦)
2008/04/10 14:48
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