Broadband Watch logo
最新ニュース
【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
CESA調査、約8割がオンラインゲームを未経験。RMT容認回答も

オンラインゲームの認知率
 社団法人コンピュータエンターテイメント協会(CESA)は21日、「2008CESA一般生活者調査報告書~日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査~」を発刊した。価格は5,250円。

 本調査は1996年から毎年実施しているもので、2004年からは財団法人韓国ゲーム産業開発院と日韓合同の調査を実施している。日本国内での調査期間は1月15日から2月8日で、抽出した1,600サンプルへ自記式アンケートを郵送。回収率は66.3%となる1,060サンプルで、男女比は男性が47.0%、女性が53.0%。居住地域は首都圏が28.4%、京阪神が15.3%で、その他の地域が56.3%であった。

 オンラインゲームの利用実態について、認知率では53%が「知っていた」と回答。前年調査と比較して1.7%ポイントの減少となった。世代別では、男性では20~24才の96.7%が、女性では35~39才の77.4%が「知っていた」と回答している。

 オンラインゲームの参加経験については、84.6%が「今まで1度もしたことがない」と回答。「1~2度試したことがある」が5.5%、「今はほとんどしていない」と「現在も継続的にしている」が2.4%となった。このほか、参加意向については44.6%が「全くするつもりはない」、36.1%が「あまりしてみたいとは思わない」と回答し、約8割のユーザーが参加意向を持っていないこととなった。

 オンラインゲーム利用者への調査では、使用プラットフォームではPCが64%、家庭用ゲーム機が32%で、家庭用ゲーム機は前年調査から29.4ポイントの増加となった。週間プレイ時間では、「361分~」が20%と最も多く、以下「1~30分」と「121~180分」が16%、「31~60分」と「241~300分」が12%と続く。

 有料サービスの利用実態については、28%が有料サービスを利用しており、課金携帯は71.4%が定額課金制、28.6%がアイテム課金制となっている。利用タイトルでは、「ハンゲーム」が5タイトルと最も多く、以下「モンスターハンター」シリーズで3タイトル、「Yahoo!ゲーム」で2タイトルとなっている。

 リアル・マネー・トレード(RMT)の認知については、65.5%が「知らなかった」と回答しており、前年調査より2ポイント減。「詳しくは知らないが聞いたことがある」が25.5%、「知っているが取り引きしていない」が4.3%、「よく知っており自分で取り引きしている」が0.1%と続いている。

 RMTの規制については、「厳格な基準を設けて青少年の利用を防ぐべき」が33.8%と最も多いものの、「目安を示して一定限度を超えないようにすべき」が18.5%、「第三者が介入すべきではない」が18.4%とRMTを容認する回答が続いており、「全面的に禁止すべき」と回答したユーザーは17.3%となっている。


オンラインゲームの参加経験と参加意向 RMTの認知状況と規制論への考え方

関連情報

URL
  社団法人コンピュータエンターテイメント協会
  http://www.cesa.or.jp/

関連記事
CESA調査、オンラインゲーム市場規模は208億円。日本のRMT認知は5%未満


(大久保有規彦)
2008/04/22 12:39


BB Watch ホームページ
Copyright (c) 2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.