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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
ソニーが動画共有サイト「eyeVio」運営終了、スプラシアが継承

eyeVioのトップページ、運営会社変更の告知バナーを3カ所に設置
 ソニーは16日、同社が運営する動画共有サイト「eyeVio」の運営を株式会社スプラシアに変更すると発表した。5月29日正午にサービスをいったん休止し、6月1日に移行する。スプラシアは、オンライン動画編集サイト「Sprasia」を運営している。

 「eyeVio」は、2007年4月にサービスを開始。2008年4月にはJASRAC管理楽曲を使用した動画の投稿に対応したほか、同年6月にはHD動画を投稿・視聴できる「“eyeVio”HD Pro」も開始した。ソニー製品との連携機能なども用意している。現在の会員数は非公開。

 運営会社の変更に伴い、ソニーのWebサービス「Life-X」との連携機能、PSPおよび携帯電話機W44S/W52Sへの動画ダウンロード機能、「BRAVIA」向けのオプションユニット「BRX-NT1」を経由したeyeVio視聴機能、動画対応ウォークマンへのコンテンツダウンロード機能、サイバーショット(DSC-G3、DSC-T700、DSC-G3)からのアップロード機能などを停止する。

 また、携帯電話向けサイト「eyeVioモバイル」は、i-mode公式サイトから一般サイトに変更され、「iMenu」からのアクセスも廃止する。さらに、JASRAC管理楽曲を歌唱・演奏した動画の投稿・受け付け機能も廃止する。これは、運営会社の変更に伴い、JASRACとの契約が解約になるためで、JASRAC登録楽曲を演奏・歌唱した動画は、6月1日以降の“新”eyeVioには引き継がれないという。

 既存のeyeVioユーザーは、運営会社変更に伴う手続きなどは必要なく、6月1日以降も同じアカウントで引き続き利用できる。なお、アカウント情報は自動でソニーからスプラシアへ移管されるため、ユーザーはスプラシアの新しい利用規約、およびソニーからスプラシアへの個人情報の開示・取り扱い主体の移管に同意したものと見なされる。同意できない場合は、5月29日までに退会手続きを行う。

 ソニーのeyeVio担当者は、「事業譲渡ではなく、あくまでも運営会社の変更」と説明する。金額などの契約面は非公開。「今年明けに運営会社の変更の話があり、継承先を検討。オンライン動画編集サイトなどで技術力のあるスプラシアに提案した。スプラシア側からは、違法動画の監視やHD動画などへの取り組みを評価してもらい、今回の移管に至った」。一方、スプラシアはeyeVio継承後について、「サイトのデザイン変更やSprasiaとの統合は行わない」と説明。eyeVioへのHD動画投稿も引き続き可能だ。「将来的には、eyeVioにオンライン動画編集機能を追加することも考えられる」とした。


関連情報

URL
  eyeVio:運営会社変更のお知らせ
  http://blog.eyevio.jp/dev/2009/04/post-73fe.html
  スプラシアのニュースリリース(PDF)
  http://www.sprasia.com/press/sprasia_pressrelease_04162009.pdf

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(野津 誠)
2009/04/16 14:52


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