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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
TD-CDMA/TD-SCDMAを推進する国際団体が設立。ソフトバンクBBなど参加

 IMT-2000の1つであるUMTS TDD(Universal Mobile Telecom System Time Division Duplex)を推進する団体「The Global UMTS TDD Alliance」がフランスのカンヌで設立された。日本からはソフトバンクBB、IPモバイルが設立に参加している。

 この団体は、2月23日から26日にかけて開催された「3GSM World Congress 2004」において、世界各国のUMTS TDDに関する事業者やベンダーが設立したもの。The Global UMTS TDD Allianceでは、UMTS TDD技術の認知度向上やメンバー間での情報共有のためのフォーラム開催、技術開発や相互接続性試験や認証の支援、TDDソリューションの情報提供などを目的として活動していく。

 UMTS TDDは、ITU(国際電気通信連合)で策定された次世代移動通信規格「IMT-2000」として標準化された技術。周波数を時間で制御するTDD方式を採用しており、上り下りのデータを同じ周波数帯で扱う。代表的なUMTS TDDとしては、TD-CDMA、TD-SCDMAの2技術が知られている。

 創設メンバーは5大陸の18社で、日本からはIPモバイル、ソフトバンクBBの2社が参加。この2社はともに日本国内でTD-CDMA技術での実験局免許を取得している。また、技術アドバイザーとして慶應義塾大学の中川正雄教授、Riaz Esmailzadeh助教授が参加している。


関連情報

URL
  The Global UMTS TDD Alliance(英文)
  http://www.umtstdd.org/

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(甲斐祐樹)
2004/02/27 12:56
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