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紙面レイアウトも含めた週刊誌の電子書籍配信「週刊デジタルポスト」
「週刊デジタルポスト」パソコンでの閲覧例
小学館、ネットアドバンス、イーブックイニシアティブジャパンら6社は、小学館発行の「週刊ポスト」掲載記事を電子書籍として配信するサービス「週刊デジタルポスト」を5月20日より開始する。価格は1記事につき42円、巻頭特集のみ1記事63円。
週刊デジタルポストは、ネットアドバンスとイーブックイニシアティブジャパンに加え、小学館、バンダイネットワークス、ルーネット、松下電器産業の6社が共同で展開し、小学館が発行する週刊ポストの記事を電子書籍化し販売するもの。販売は、イーブックイニシアティブジャパンが運営する電子書籍販売サイト「10daysbook」にて行なうほか、@nifty、BIGLOBE、OCNなど約20社のプロバイダーでも行なわれる。また、ルーネットが展開しているホテル客室向けの専用端末でもサービス提供を行なうほか、6月3日からはEZweb向けコンテンツサイト「週刊ポストを読もう!」でも提供開始する予定。
販売は記事単位で行ない、毎週木曜日に月曜日発行の週刊ポスト掲載記事から10記事を追加・販売する。また、バックナンバーの購入も可能で「政治」や「スポーツ」などのジャンルから検索することが可能。バックナンバーは随時追加して行く予定だという。なお、掲載する記事は、原則的に鉄道などの中吊り広告で紹介されているものを中心とし、今後週ごとに追加する記事数を増やすことも視野に入れているという。
記事は、週刊誌のレイアウトを基本に、モニター上での可読性を重視したレイアウトに組み直し、独自企画の画像ファイルとして提供する。画像ファイルとして提供する方式について、イーブックイニシアティブジャパン代表取締役社長の鈴木雄介氏は「紙面レイアウトも週刊誌が持つ価値の1つとして、画像データで提供する方式を採用した」と語った。
記事購入後は、ダウンロードしたパソコンであれば無期限に何度でも閲覧が可能で、その他端末へコピーした際は、コピーした記事データの閲覧ができなくなる。対応プラットフォームは、パソコン、携帯電話のほか、松下電器産業の電子ブック「ΣBook」で、パソコンで閲覧する場合は、専用アプリケーション「ebi.JBookReader」を使用。ΣBookでの閲覧は、ebi.JBookReaderと著作権保護機能に対応したSDカードリーダーライターを利用してSDカードへ書籍データをコピーし、記事を閲覧する。また、携帯電話での閲覧はテキストのみの閲覧となり、購入と同時に登録したメールアドレス宛にパソコン用の記事がダウンロードできるURLを送信し、追加料金なしでパソコンでも閲覧できる。
価格は1記事につき42円、巻頭特集のみ1記事63円で提供。決済方法は10daysbookに準じクレジットカード、WebMoneyのほかプロバイダー決済を用意する。また、EZwebで購入した場合は、情報料として携帯電話の通話料と一括で支払う。なお、クレジットカード決済の手数料は価格に含まれている。
今回のサービス提供について、ネットアドバンス取締役の鈴木正則氏は「記事に興味を持つものの、週刊誌自体の購入を躊躇してしまう人に勧められるサービス」と位置づけ、「女性週刊誌や情報誌など、提供媒体も追加していくことでさらに幅広く新しい読者層の獲得を狙いたい」と今後について語った。また、小学館ポスト編集局チーフプロデューサーの竹内明彦氏は「今サービスで週刊誌の魅力を再確認できる読者を増やすことで、出版業界の活性化に繋げたい」とサービスに対する期待を表わした。
記事は拡大して閲覧も可能。
ΣBookでの閲覧例
携帯電話での閲覧例。テキストのみの表示となる
「週刊デジタルポスト」購入サイトイメージ。中吊り広告を意識したメニューだ
週刊ポストの記事は5段組レイアウトだが、モニターでの可読性を重視して3段組に変更される
ルーネットが展開しているホテル客室向けの専用端末での提供イメージ
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URL
小学館
http://www.shogakukan.co.jp/
10daysbook
http://bb.10daysbook.com/
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