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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
Windows Meの「ヘルプとサポート」に緊急の修正プログラム

 マイクロソフトは27日、Windows Meの「ヘルプとサポート」機能で、悪意のあるコードが実行される脆弱性を発表、修正プログラムを公開した。深刻度は「緊急」。Windows Updateからプログラムを適用可能だ。

 「ヘルプとサポート」では、Windows Updateへのリンクやオンラインヘルプなどのサポートが提供されており、“hcp://”から始まる文字列を使うことでURLリンクを実行することができる。この“hcp://”のURL Handlerに未チェックのバッファが含まれるという。

 この脆弱性を悪用し、Webサイト上に設置した悪意のあるリンクをユーザーにクリックさせることで、ハードディスクフォーマットなど攻撃者が任意のコードを実行することが可能だ。同様に、悪意のあるURLをメールで直接ユーザーに送信することもあり得る。メールでの攻撃では、Outlook Express 6またはOutlook 2002を規定の構成で利用していない場合、もしくは「Outlook 電子メール セキュリティ アップデート」をインストールしていない場合に、ユーザーがURLをクリックしなくても自動的に攻撃を行なうことが可能だという。


関連情報

URL
  MS03-006: Windows Me の「ヘルプとサポート」 の問題によりコードが実行される (812709)
  http://www.microsoft.com/japan/technet/treeview/default.asp?url=/japan/technet/security/bulletin/ms03-006.asp

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(岡田大助)
2003/02/27 17:41
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