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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
KDDI-IP電話サービス、正式サービスへ移行。月額費用は追加90円から

IP電話モデム
 DIONを運営するKDDIは、2002年から試験サービス中の「KDDI-IP電話サービス」を4月1日より正式サービスに移行する。インターネット接続サービスとのセットプランとIP電話サービス単独プランが用意され、イー・アクセスに対応した「IP電話&ADSLレギュラーコース 12M(e)」の月額料金は2,980円。

 KDDI-IP電話サービスは試験サービス時、ISPサービスとは別にIP電話サービスを申し込む形式を採っていた。正式サービスでは、イー・アクセス対応プランとIP電話サービスをセットにした「IP電話&ADSLレギュラーコース 12M(e)」を4月1日より開始、以降「ADSLレギュラーコース」「ADSL ACCAコース 12M」「ADSL T-comコース 12M」「ADSL 地域系コース」とIP電話のセットプランを順次提供していく。IP電話の利用を希望しないユーザーは通常のプランを選択できるほか、既存ユーザーのセットプラン移行も4月1日より対応する。

 IP電話&ADSLレギュラーコース 12M(e)は初期費用が800円、月額基本料金が2,980円。IP電話対応機器レンタル料金は試験サービスから変更になり、IP電話モデムは月額780円が必要になる。従来のADSLレギュラーコース 12M(e)が月額料金3,170円、モデムレンタル料500円のため、IP電話セットプランの月額費用は差額90円で利用できることになる。なお、マイラインプラスで県外を含む2区分以上をKDDIを登録することでADSLの月額料金が300円割り引かれる「DIONセット割」も適用できる。

 フレッツ・ADSLおよび光ファイバ接続サービス向けには、IP電話サービスが単独で4月1日より提供される。対応プランは「『フレッツ・ADSL』コース」「光ファイバーマンションコース」「光ファイバー『Bフレッツ』コース」「光ファイバー『TEPCOひかり』コース」の4サービス。IP電話サービスの初期費用として500円が必要なほか、月額料金280円、IP電話アダプタのレンタル料金月額380円が別途必要だ。

 通話料金は両サービスとも同額で、国内が全国一律3分8円、米国への通話が1分9円。KDDI-IP電話サービスを利用するユーザー同士は無料で通話できる。携帯電話・PHSや110、119といった特別番号への通話は一般電話回線へ迂回されるほか、FAXの利用は一般電話回線の利用が推奨されている。

 サービス開始にあたってキャンペーンも実施される。IP電話&ADSLレギュラーコース 12M(e)では、従来サービスであるADSLレギュラーコース 12M(e)から移行する場合の変更手数料3,000円を無料にするキャンペーンを9月30日まで実施する。新規ユーザーを主な対象として実施している月額利用料無料キャンペーン、ごめんね返金サポートなども合わせて適用できる。また、IP電話単独サービスの場合は9月30日まで初期費用500円、月額料金280円、IP電話アダプタのレンタル料380円が無料になる。

 なお、試験サービスからKDDI-IP電話サービスを利用しているユーザーは、9月30日まで移行期間扱いとして試験サービスを継続利用することになる。そのため月額料金、IP電話対応機器のレンタル料は9月30日まで無料で利用できる。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/release/2003/0319-1/index.html

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(甲斐祐樹)
2003/03/19 15:56
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