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【 2009/12/25 】
【 2009/12/24 】
KDDI、IP電話試験サービスの料金を値下げ

 KDDIは、現在試験サービス中のIP電話サービス「KDDI-IP電話サービス」の料金を3月4日より改定する。新料金は試験期間中のみ適用されるもので、国内通話料金が3分8.5円から3分8円に値下げされた。

 KDDI-IP電話サービスは、同社が運営するDIONの会員向けに2002年12月10日から3月31日までの期間内に試験サービスを実施、正式サービスを2003年4月から開始する予定としている。今回の料金改定では初期導入費用が1,000円から500円へ値下げされたほか、月額基本料金は390円から380円へ10円値下げ、通話料金は全国一律3分8.5円から3分8円へそれぞれ値下げされた。サービスに必要な機器レンタル料金は据え置かれ、IP電話モデムは追加190円、IP電話アダプターは追加290円。なお、機器レンタル料については試験期間中は無料で利用できる。

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)のVoIP基盤ネットワークを採用、すでに正式サービスを開始しているIP電話サービスと比較すると、初期導入費用の500円、通話料金3分8円は同水準まで値下げされた。月額料金380円はOCNの「OCN.Phone」と同額だが、@nifty、So-net、BIGLOBEなどの280円と比較すると100円高い料金設定となる。ただし、機器レンタル料についてはNTT ComのサービスではVoIP機能内蔵モデムのレンタル料が差額280円、モデムに接続するTAタイプが追加380円のため、月額費用合計では@nifty、So-netなどと比較しても差額は10円に留まる。

 新料金は3月4日より適用を開始、3月3日以前については旧料金で課金される。KDDIによれば、今回の料金改定はあくまで試験サービスに対するものであり、正式サービス時にはさらに何らかの料金改定を行なうことを検討しているという。なお、KDDI-IP電話サービスは2次募集も含めて新規モニターの募集を終了しているため、初期導入費用などについては試験ユーザーにとってそれほど影響のないものとなる。

プロバイダー各社のIP電話サービス比較
プロバイダー サービス名 / 関連記事 形態 初期費用 月額料金 端末レンタル料金 国内通話料金
モデム内蔵型 モデム外付型
DION KDDI-IP電話サービス 試験 500円 380円 190円 290円 3分8円
OCN OCN.Phone 正式 280円 380円
@nifty @niftyフォン 正式 280円
So-net So-net フォン 正式
Panasonic hi-ho hi-hoでんわ-C 試験
(正式: 3/17~)
BIGLOBE NTTコミュニケーションズ IP-Phone for BIGLOBE 正式 ---
FUSION IP-Phone for BIGLOBE 正式 500円(初回無料) ---
TTNet 東京電話インターネットIP電話サービス 試験 未定 未定 未定 未定 未定
※各プロバイダーともADSLサービスで比較
※端末レンタル料金は通常のADSLモデムレンタル料金との差額を表記


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.kddi.com/release/2003/0304/index.html

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(甲斐祐樹)
2003/03/04 14:40
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