最新ニュース
【 2009/12/25 】
■
BB Watch 2009年ニュースアクセスランキング
【 2009/11/13 】
■
12日間で100万PV突破
漫画でニュースを配信する「漫画の新聞」
【 2009/09/25 】
■
【インタビュー】
無料で100MBのファイル送信可能!
ストレージサービス「quanp」の進化とは
【 2009/07/01 】
■
ついにスタートWiMAX!
市販アダプタ+MVNOでサインアップしてみた!
■
どれを選ぶ? どう始める!?
これから楽しむモバイルWiMAX
【 2009/06/26 】
■
高校野球は地方大会からチェック!
巨大データベースでもっと楽しむ
「asahi.com 高校野球コーナー」
IPケータイ新製品 SHOW CASE
WiFiPhone(NTT-BP)
2004年2月上旬試験サービス開始予定
■
写真で見るWiFiPhone
左上が「メニュー/決定」キー、右上が「電話帳/戻る」キー
キー配列
側面にはイヤフォンジャックを搭載
auのストレート型携帯電話「INFOBAR」とサイズ比較
厚さを比較。ほぼINFORBARの2倍の厚み
初期画面。表示されるタイトルは任意に設定できる
NTT-BPの試験サービスでは「03」から始まる番号が割り当てられる
電話帳画面。アルファベットで登録する
着信履歴画面。電話帳に登録されている番号は登録された名前が表示される
ネットワーク設定画面
着信メロディやバイブレータ機能も設定できる
ネットワーク接続はDHCPのほか、固定IPやPPPoEにも対応
SIPや無線LANの設定画面
ESS-ID設定画面。初期状態は無線LAN倶楽部のESS-IDが設定されている
WEP設定画面。「64bit」「128bit」「なし」から選択可能
付近の無線LANアクセスポイントの検索が可能
ネットワーク設定を変更すると必ず端末が再起動する
再起動後、ネットワークへ接続、自動でIPアドレスを取得する
IPアドレスの取得完了。この後ユーザー認証が行なわれ、電話の利用が可能になる
■
仕様で見るWiFiPhone
IEEE 802.11bに準拠した無線LAN対応の携帯型電話端末。NTTブロードバンドプラットフォーム(NTT-BP)が実施しているVoIPトライアルで2004年2月から提供される予定だ。
NTT-BPのトライアルでは、市外局番から始まる電話番号を利用した発着信が利用できる。発着信は固定電話のほか、携帯電話・PHSでも利用可能。基本的にはNTT-BPの「無線LAN倶楽部」エリア内で利用することになるが、設定を変更すれば家庭内の無線LANアクセスポイント経由でも利用できる。
連続通話時間は約3.6時間で、連続待受時間は約23時間。セキュリティ面では64/128bitのWEPに対応する。
【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
134.6×48.3×20.3mm
重量
111g
連続通話時間
約3.6時間
連続待受時間
約23時間
ディスプレイ
モノクロ液晶(112×64ドット)
表示文字数
アルファベット×3行
メモリダイヤル
有
リダイヤル・着信履歴
有
着信音
6種類(単音)
【ネットワーク】
無線方式
IEEE 802.11b
通信速度
1/2/5.5/11Mbps
無線出力
最大60mW
通話有効距離
屋外最大300m、室内最大75.5m
音声制御プロトコル
SIP(RFC2543/RFC3261)
音声コーデック
G.711/G.729a
セキュリティ
WEP(64/128bit)
■スタッフのコメント
コメント
甲斐
NTT-BPが、同社の公衆無線LANサービス「無線LAN倶楽部」で実施しているVoIPトライアルの試験用として提供予定の電話端末。携帯電話では最近見かけなくなったストレート型の筐体を採用し、どことなく海外製の携帯電話を連想させるデザインだ。
操作はいたってシンプルで、機能関連は「進む」「戻る」の2ボタンでそのほとんどをまかなう。また、通話オフのボタンは「設定キャンセル」で用いるため、押しても初期画面には戻らず、1つ1つ「戻る」キーで遡っていく必要がある。ちょっとクセのある操作だが、単純がゆえに理解はしやすいだろう。
通話品質はかなり高い。編集部内のBフレッツ ベーシックタイプを利用、IEEE 802.11bの無線LANルータに接続して実験してみたところ、目の前にいる人との通話でも遅延がほとんど感じられないほか、音質も良かった。普通のインターネット電話と違って着信もできるので、エリア内で利用するぶんには本当に携帯電話のような使い方ができる。
変わった機能としては、無線LANアクセスポイントを検索する機能を搭載。公衆無線LANサービスなどでアクセスポイントの場所を確認する、といった使い方もできそうだ。
ただし、通話以外の機能はかなり貧弱だ。電話帳はアルファベットのみの登録で、通話履歴は電源再投入するとリセットされてしまう。また、EメールやWeb閲覧も対応せず、カメラも非搭載。携帯電話と比べると機能面でも大きな差を感じてしまう。
もちろん、この端末は携帯電話と単純に比較するようなものではない。無線LANを利用できるというメリットは通信速度や料金面でも大きいだろうし、何よりもまだ無線LAN対応の電話端末は始まったばかりだ。興味のあるユーザーはNTT-BPのトライアルをぜひ試して欲しい。
なお、NTT-BPが実施するトライアルの詳細は追ってレビューする予定。しばしお待ち頂きたい。
村松
WiFiPhoneを手にするまでは、「無線LANで電話サービスって、ちゃんと通話できるの?」などと思っていた。しかし、実際使ってみると音質も普段利用している電話と何ら変わらず、ストレスなく通話できた。
端末自体もサイズ比較に使用したINFORBARと比べれば、厚みは2倍近くあるが、持ち運びには差し支えないサイズと言って良いだろう。また、本体色もシャンパンゴールドとなり、個人的には好感を持てる色合いだ。ただ少し贅沢かもしれないが、携帯端末なのだからストラップホールを用意してくれればと考えるのは私だけではないはずだ。
設定画面は英語表示のみで日本語表示は対応しないが、使われている英単語自体はそれほど難しくないので、問題なく設定が行なえるだろう。一方、気になったのは操作方法だ。やはり、設定画面を一気に戻すキーがないだけに、階層が深い設定画面に入ったときは煩わしさを感じた。
しかし、何よりこの端末を使って思ったのは、初めて持った自分の携帯電話から電話をした頃のように、無線LANを介して電話ができるというドキドキ感を味わえたことだ。この点は、素直に嬉しい。
■
URL
無線LAN倶楽部(NTT-BP)
http://www.ntt-bp.net/
■
関連記事
・
NTT-BP、無線LAN倶楽部ユーザーを対象としたVoIPトライアルを開始
2004/01/29 10:59
Broadband Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.