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NTT東日本、NTT西日本はBフレッツの高スループットメニュー「ビジネスタイプ」を11月1日から開始すると発表した。100Mbpsのアクセスラインを使用したインターネット接続サービスで、実効スループットはベーシックタイプの5倍程度を発揮できるように設計したという。月額料金は4万円で、これとは別に初期費用2万7100円や屋内配線利用料などがかかる。
サービスエリアは東京都新宿区、渋谷区や大阪市などBフレッツのサービスエリア全域。申し込みの受付は10月1日より開始される。ビジネスタイプに対応するプロバイダは現時点では公表されていないが、NTT東日本によれば、サービス開始時には10社程度になるという。
あくまで設計上の数値ではあるものの、ビジネスタイプはベーシックタイプの5倍程度のスループットを発揮できるように構築する。NTTは具体的な方法を明らかにしていないが、収容局内のルーティング設備を最適化、トラフィックを分散させたり高速な機器を使用したりするなどして高スループットを実現する。ビジネスタイプ専用の地域IP網を構築している可能性もある。
8月末の時点では、ベーシックタイプの契約者数は1000、ファミリータイプは500、マンションタイプは100と、圧倒的にベーシックタイプが多数を占める。NTTは、より高速なタイプのニーズも高いと見ており、ビジネスタイプを追加することにした。
なお、ビジネスタイプの追加とあわせて、1契約で接続できる端末台数の上限が設定される。これはビジネスタイプだけではなく、すでにサービス中のベーシック、ファミリー、マンションタイプにも適用される。
具体的には、ビジネスタイプの場合、同時に接続可能なPPPセッションは4つまで、接続できる端末台数は50台までに制限される。もっとも、端末台数が50台を超えても接続できなくなるわけではない。NTTによれば、新規契約時に個別にコンサルティングを行ない、もっとも適したプランに誘導するという。
現時点ではユーザーの帯域に制限を設定することは考えていないが、定期的にチェックを行ない、常に大量のデータをやりとりするユーザーには上位タイプへの誘導も検討する。これは、Bフレッツの4タイプすべてで行なわれる。マンションタイプの場合でもヘビーユーザーに対しては、複数の回線でトラフィックを分散させたり、工事が可能であればベーシックタイプやビジネスタイプへの契約変更を勧めていく。
Bフレッツの料金体系
| ビジネスタイプ | ベーシックタイプ | ファミリータイプ | マンションタイプ |
月額利用料 | 40,000円 | 9,000円 | 5,000円 | 3,800円 |
屋内配線利用料 | 200円 | 200円 | 200円 | -- |
屋内配線利用料 (加算料) | 800円 | 800円 | 800円 | -- |
回線終端装置利用料 | 900円 | 900円 | 900円 | -- |
※ 屋内配線利用料(加算料)は構内ケーブルをNTTが設置する場合に必要となる。
新設されたセッション数や端末台数の制限
| ビジネスタイプ | ベーシックタイプ | ファミリータイプ | マンションタイプ |
同時に接続可能なPPPセッション | 4 | 2 | 1 | 1 |
接続できる端末台数 | 50 | 10 | 5 | 5 |
□ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0109/010903b.html
□関連記事「NTT東日本、フレッツ・ADSLライトやBフレッツの上位プラン」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/08/29/ntt2.htm
□フレッツ情報ページ(NTT東日本)
http://www.ntt-east.co.jp/flets/
□フレッツ情報ページ(NTT西日本)
http://www.ntt-west.co.jp/flets/
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
□NTT西日本
http://www.ntt-west.co.jp/
(笠井 康伸)
2001/09/03 18:51
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