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WIS、東急電鉄沿線で、1980円・2Mbpsの無線サービス


左から、WIS代表取締役社長 大石 智一氏、東急鉄道事業戦略推進本部メディア事業室室長 野本 弘文氏、株式会社コーラス代表取締役社長 山田 英二氏
 ワイヤレスインターネットサービス株式会社(WIS)は、9月27日に東京急行電鉄株式会社(東急電鉄)との業務提携に関する説明会を開催。通信速度2Mbpsの無線インターネットサービス「WIS-net」をブランド名「WIS-net powerd by 246-net」として東急電鉄沿線で展開、月額1980円で提供する。

 説明会でWIS代表取締役の大石氏は、今回の東急電鉄との提携により、東急電鉄のCATVサービス「246-net」とWISの無線インターネットサービス「WIS-net」が接続可能となったことを紹介。

 これによりWISは、東急電鉄が保有する鉄道敷光ファイバーを「WIS-net」のバックボーンとして利用。無線ブリッジを東急鉄道の駅および駅周辺施設に設置することで、沿線約10キロメートル程度のエリアに無線インターネットサービスを提供することが可能となったという。

 大石氏によるとWISでは、現在インフラを持つ他の企業とも提携交渉を進めており、サービス開始当初は首都圏中心となっている「WIS-net」の提供エリアを、今後全国に拡大する考えだという。

 「WIS-net」は9月25日に発表されたNTT-MEとWISとの提携により、首都圏を中心に「WIS-net powered by NTT-ME/WAKWAK」として提供されることが明らかにされていた。NTT-MEとWISの業務提携や「WIS-net」の特徴については、関連記事「WIS、NTT-MEと提携し月額1980円の無線インターネットサービスを提供」を参照されたい。

 説明会では今後の事業展開についても紹介された。それによると、WISでは今後VoIP、「WIS-net」へのアクセスが可能なホットスポットの設置、介護などに利用できる無線監視システムの提供を、「WIS-net」の付加サービスとして展開していくという。特にVoIPについては大石氏は「必須のサービスと考えている。電話の基本料金などが別途発生しない我々のサービスがVoIPを提供することで、通信コストは大幅に削減できる」とされ、現在の固定電話に置き換わる形でのサービス提供を目指していることが示された。

「WIS-net powerd by 246-net」のサービスは東急鉄道沿線に展開される


□ニュースリリース
http://www.wis.ne.jp/news/press_release/pr2001092701.html
□関連記事「WIS、NTT-MEと提携し月額1980円の無線インターネットサービスを提供」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/09/25/wis.htm
□246-net
http://www.246.ne.jp/
□ワイヤレスインターネットサービス株式会社
http://www.wis.ne.jp/

水倉 正俊
2001/09/27 16:35

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