総務省は1月末時点でのDSL加入者の速報値を発表した。これによると、DSL加入者は西日本エリアが75万9397件、東日本エリアが102万8201件で、合計は前月より約26万件増えて178万7598件となった。
DSL加入者は、2001年11月が約28万件、12月が約32万件と高いペースで増え続けていた。2002年1月は、3カ月ぶりに増加数が前月を下回る結果となった。これは、年始の休みでDSL工事などを実施する営業日がほかの月と比較して少なかったこと、フレッツ・ADSLの8Mタイプが本格的にスタートしており、DSL事業者が1.5Mから8Mへの切り替えに工事要員などのリソースを割いたためと思われる。
伸び率は減少に転じたとはいえ、依然、1カ月で約26万人の増加を示しており、CATVインターネットなどと比較して高いペースを維持している。
NTTのシェア低下も顕著になってきた。DSL加入者数はNTT東日本が38万9683件、NTT西日本が33万9792件。全体では前月より3ポイント低い40%のシェアにとどまった。
1月31日時点での加入者数
| NTT西日本エリア | NTT東日本エリア | 合計 |
NTT東西 | 339,792 | 389,683 | 729,475 |
NTT以外 | 419,605 | 638,518 | 1,058,123 |
合計 | 759,397 | 1,028,201 | 1,787,598 |
□関連記事「DSL加入者数は2001年12月末で150万件を突破、1カ月で約32万件の伸び」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/11/dsl.htm
□総務省
http://www.soumu.go.jp/
(笠井 康伸)
2002/02/08 15:09
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