CDNのイメージ

　IIJはストリーミング映像など大容量コンテンツの配信に適したCDN（Contents Delivery Network）を構築し、付随する課金やユーザー認証機能の提供などとともに4月より法人向けサービスして事業展開すると発表した。

　CDNとはコンテンツ配信を目的とするネットワークで、インターネットと切り離されたネットワーク内にコンテンツサーバーを設置しているのが特徴。インターネットを経由しないため、エンドユーザーに安定した配信を行なえる。

　IIJのCDNは、全国のCATV事業者約30局と東京都、愛知県、大阪府のNTT地域IP網に接続され、一般利用者約100万世帯を対象にスタートする。その後2002年末までに対象世帯を約600万世帯へ拡大させる予定で、イー・アクセスやアッカ・ネットワークスとの接続も検討しているという。

　またIIJなどが共同で運営するコンテンツ配信サイト「CDN JAPAN」は期間限定公開の予定だったが、事業上の実験サイトとして4月1日以降も継続して運営されることとなった。

□ニュースリリース
http://www.iij.ad.jp/pressrelease/2002/cdn2.html
□関連記事「CDN JAPAN、新たに有料コンテンツの配信を開始」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/29/cdn-j.htm
□関連記事「IIJ他7社、共同でブロードバンドコンテンツ配信実験」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/11/13/cdn.htm
□IIJ
http://www.iij.ad.jp/

（森田 秀一）
2002/02/12 15:30