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本体背面。両側にアンテナが配置されているほか、WAN用とLAN用のポートが並ぶ

実効スループットを前面に打ち出したWN-B11/BBRH-Sのパッケージデザイン

　アイ・オー・データ機器は、WAN-LAN間の実効スループットが28Mbpsの無線LAN機能付きルータ「WN-B11/BBRH」を発表した。出荷開始は3月末の予定で、標準価格は2万8000円。

　同社によれば、WB-B11/BBRHのWAN-LAN間のスループットはFTPによるファイル転送時で28Mbps、パケット生成／試験装置を使用したテスト環境では52Mbpsを記録したという。

　ルータ本体には、背面両側に2本のアンテナを搭載。アイ・オーによれば、広範囲ですぐれた電波の送受信感度を実現したという。対応する無線LAN規格はIEEE802.11bで、帯域は最大11Mbps。64/128bitのWEPに対応している。

　ルータのインターフェイスとしてWAN側に10BASE-T/100BASE-TX×1ポート、LAN側に10BASE-T/100BASE-TX×4ポートを備える。LAN側のポートは、すべてストレートとクロスを自動で認識するAuto MDI/MDI-Xに対応している。

　DHCPやPPPoEをサポートしており、CATVインターネットやADSL、FTTHサービスなどで利用可能だ。セキュリティ関連ではDMZホスト機能や、INとOUTの双方向に設定できるパケットフィルタリング機能、簡易ログ表示機能などを搭載している。

　本体サイズ（幅×奥×高）は214×127×25mm、重量は約780g（本体のみ）。

　なお、WN-B11/BBRHはルータ本体用の無線LAN機能を内蔵しているが、加えてPCカードタイプの無線LANカード「WN-B11/PCM」が1枚セットになった「WN-B11/BBRH-S」も用意されている。こちらは標準価格が3万4800円で、出荷はWN-B11/BBRHと同じ3月末を予定している。

□ニュースリリース
http://www.iodata.co.jp/news/200203/043a.htm
□関連記事「アイ・オー・データ機器、無線LAN機能付きルータ「WN-B11/BBR」」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/11/26/wn-b11.htm
□無線LANカード「WN-B11/PCM」の製品情報
http://www.iodata.co.jp/products/plant/wnb11pcm.htm
□アイ・オー・データ機器
http://www.iodata.co.jp/

（笠井 康伸）
2002/03/11 14:53