シマンテックは、Klezのいくつかの亜種を示す「W32.Klez.gen@mm」について、危険度を4に引き上げた。危険度4はW32.Nimda.A@mm、W32.Badtrans.B@mm、W32.Sircam.Worm@mmなどと同等。
「W32.Klez.gen@mm」はシマンテックのウイルス対策ソフトにおけるW32.klezのすべての亜種を示す検出名。これが発見された場合はW32.Klez.E@mmあるいはW32.Klez.H@mmのどちらかに感染している場合がほとんどだという。
W32.Klez.gen@mmはWindowsのアドレス帳に登録された全アドレスにメールを送信する。その際、ユーザーに気づかれないように独自のSMTPエンジンを使う。感染メールを受信したパソコンで修正プログラムが適用されていないMicrosoft Outlook、Outlook Expressを使っている場合は、メールをプレビューしただけでも感染するおそれがある。
シマンテックでは、危険度を引き上げて注意をするとともに、専用の「W32.Klez駆除ツール」を配布している。ツールは同社のWebサイトから無料でダウンロードできる。
□セキュリティレスポンス(W32.Klez.gen@mm)
http://www.symantec.co.jp/region/jp/sarcj/data/w/w32.klez.gen%40mm.html
□関連記事「KLEZウイルスの亜種「WORM_KLEZ.G」が発生」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/04/18/klez-g.htm
□関連記事「トレンドマイクロ、ウイルス「WORM_KLEZ.E」の専用対策Webサイトを開設」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/04/16/klez.htm
□シマンテック
http://www.symantec.co.jp/
(正田拓也)
2002/04/26 17:15
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