MN7310

　NTT-MEは、ADSLモデム内蔵ルータ「MN7310」の新ファームウェア「Ver.1.10」を公開した。Windows MessengerおよびMSN Messengerに対応し、GapNAT機能を追加したほか不具合の修正も行なわれている。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

　Windows messengerおよびMSN Massengerへの対応は、WAN側にグローバルIPアドレスが割り当てられている状態でLAN側のプライベートアドレスが割り振られた特定の1台のパソコンでビデオチャットなどができるという。

　GapNATは、LAN側に接続された特定のパソコンにグローバルIPアドレスを割り振り、グローバルIPアドレスが必須のサービスを受けられるようにする機能。同様のものとしてDMZ機能があるが、プライベートアドレスに変換しない点が異なり、直接グローバルIPアドレスでやりとりできる。

　あわせてマルチGapNATも搭載し、WAN側に複数のグローバルIPアドレスが割り振られるサービスを利用した場合には、LAN側にも複数のグローバルIPアドレスを割り振ることができるという。

　このほかに追加・修正された点は、NATテーブルを1024件に増やしたこと、NATテーブルの消去機能、DHCPサーバにおけるセカンダリDNSの配布機能、WAN側のIPアドレスを設定できる機能、アクセス制限機能、NATテーブルにエントリが残る不具合の解消など。

　MN7310はADSLモデム内蔵のルータで、AnnexCの8Mタイプ、1.5Mタイプに対応しており、フレッツ・ADSL、イー・アクセス、J-DSLに対応している。

□MN7310 ダウンロードサイト
http://www.ntt-me.co.jp/mn/mn7310/down_7310.html
□MN7310
http://www.ntt-me.co.jp/mn/mn7310/index.html
□関連記事「NTT-ME、8Mbpsに対応したADSLモデム内蔵ルータ MN7310」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/01/18/mn7310.htm
□NTT-ME
http://www.ntt-me.co.jp/

（正田拓也）
2002/05/09 16:33