NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)は、NTT東日本の提供するフレッツ・ADSL 8Mタイプと各社のADSLモデムとの接続性の確認試験を行なうと5月22日に発表した。モデムメーカー各社はこの試験に合格することにより、8Mタイプ対応モデムに「フレッツ・ADSL対応」と表示、販売することが可能となる。
NTT-ATでは、フレッツ・ADSLの1.5Mタイプについては2001年12月に試験環境を構築していたものの、8Mタイプについては対応を行なっておらず、各モデムメーカーは試験環境を独自に構築し、検証を行なう必要があった。今回の発表は、NTT東日本のフレッツ・ADSL 8MタイプについてもADSL回線部分についてはNTT東日本がサポートを行なうことを示している。
モデムメーカー向けの第1回説明会は5月30日に実施され、接続試験は6月3日より受付開始となる。申込の早かったメーカーが販売上有利にならないよう、第1回の受付は14日までとし、同時に判定を行なった上で、合否判定を7月中旬以降に通知する予定。対象は20モデム程度で、それを上回る応募があった場合は抽選によってメーカーを決定するという。
試験費用はモデム1機種につき約170万円。ファームウェア変更などのバージョンアップについては1機種につき約15万円を予定している。また、モデムメーカーが伝送特性のチューニングを行なうことができるデバッグ環境も併せて用意される。デバッグ環境を利用するには1日あたり9万5000円、1回の利用につき1万円の利用料が必要。
なお、今回の認定サービスはNTT東日本のフレッツ・ADSLサービスについてのものであり、NTT西日本ではこういったモデム認定を行なう予定は現在のところないとしている。
囗ニュースリリース
http://www.ntt-at.co.jp/news/2002/release94.html
囗関連記事「NTT東日本、フレッツ・ADSL用のADSLモデムを自由化」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/11/30/ntt1.htm
囗NTT-AT
http://www.ntt-at.co.jp/
囗NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/05/22 18:34
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