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NTT東日本、IP網を使った音声・映像通信サービス「フレッツ・コネクト」

専用ソフトウェアの画面イメージ
 NTT東日本は8月1日より、地域IP網を使った音声・映像コミュニケーションサービス「フレッツ・コネクト」の本格サービスを開始する。当初のサービスエリアは町田市、稲城市などの一部地域を除く東京都内。月額利用料金は480円で、申し込みにあたっては工事費2000円が別途必要となる。

 フレッツ・コネクトはPC to PC型のIP電話サービスや、MPEG-4ベースのテレビ電話が定額料金で利用できるサービス。NTT東日本が各県単位で構築する地域IP網専用のサービスになっているのが特徴で、フレッツ・ADSL、もしくはBフレッツ回線上での利用が前提となっている。

 フレッツ・コネクトではH.323プロトコルを採用。利用時にはモデムとパソコンを直結させ、PPPoEの接続先も通常のISP接続から専用のものへと切り替える必要がある。具体的にはPPPoE接続のユーザーIDを「申込時に決定したコネクトID@con.flets」、パスワードに「フレッツ・シリーズ開通時に送付されるアクセスキー」を設定する。NTT東日本によるとルータ経由の使用は不可能としており、将来的な機能向上で対応したいという。

 申込はフレッツ・シリーズ利用者だけが接続できる専用のサイト「フレッツ・スクウェア」で行ない、サービスは原則翌日の12時から利用できる。専用のクライアントソフト「ネットコミュニケーションソフトウェア NTT東日本版」(以下NetCS)は申込時にダウンロードできる。

 フレッツ・コネクト自体は2001年10月から都内の一般ユーザーを対象に試験提供されており、本格サービスの開始にあたってはNetCSなどのバージョンアップが図られた。着信相手を限定する機能や、接続先を切り替えることなく「フレッツ・スクウェア」を参照する機能が付加されている。

 NTT東日本によれば東京都以外の地域にもサービスエリアを拡大する予定だが、提供時期などは未定。たびたび取り沙汰される県間通信の可能性についても、「検討中」と答えるのみにとどまった。

 なおフレッツコネクトの試験サービスは7月31日まで実施するが、新規申し込みなどは6月30日で終了となる。本格サービスを引き続いて利用する場合には、7月上旬に郵送予定の確認書類をもとに手続きをする必要がある。


□ニュースリリース
http://www.ntt-east.co.jp/release/0206/020613.html
□関連記事:NTT東日本、フレッツユーザー同士でTV電話ができる「フレッツ・コネクト」
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2001/10/17/connect.htm
□NTT東日本 フレッツ公式ページ
http://www.ntt-east.co.jp/flets/
□NTT東日本
http://www.ntt-east.co.jp/

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2002/06/13 19:05

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