道案内デモの様子

　会場では、NTT-ATが6月13日に発表した映像を“つかんで動かす”ソフトウェア「DRAGRI」の体験デモが行なわれていた。

　DRAGRIは、取り込んだ映像をマウスでドラッグした軌跡に従って動かすことができるソフトウェア。映像はQuickTime、AVI、MPEG1、MPEG2に対応、画像はJPEG、GIF、PNGに対応する。DRAGRIで作成したコンテンツはJavaをベースに作られているため、特別なソフトをインストールすることなくWebブラウザで視聴することが可能だという。

　会場ではDRAGRIを使用した道案内などのデモが体験できた。画面右側の地図に表示された矢印をなぞる動きに合わせて左側の映像が進行、指を止めると映像も止まる。このほかにもテニスプレイヤー神尾米選手のスイングやアヒルをドラッグ操作で動かすデモも行なわれた。また、一定のドラッグ操作を行なった後に映像が自動になるという機能を利用し、ダンプカー型のミニカーを指定の位置に動かし、荷物を降ろすといった作業を行なったあと、ダンプカーが自動で帰っていくというデモも紹介された。

　DRAGRIのコンテンツは、元になる動画を取り込んだ後、画面をドラッグして動かし方を決定するだけの簡単な操作で作成できる。開始位置や終了位置も自由に作成可能。また、映像ファイルを何種類も取り込むことで、よりインタラクティブなコンテンツを作成できる。ソフトは通常版のほか、機能を抑えた簡易版の「DRAGRI Lite」の2種類が用意され、標準価格は通常版が1万4800円、DRAGRI Liteが4980円。なお、DRAGRIのWebサイトでは、30日間限定ライセンスが用意されており、無料でDRAGRIを体験することができる。

囗DRAGRI
http://www.dragri-fan.com/
囗関連記事：NTT-AT、映像を“つかんで動かす”ソフトウェア「DRAGRI」を発売
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/13/dra.htm
囗NTT-AT
http://www.ntt-at.co.jp/

（甲斐祐樹）
2002/06/18 17:08