米Centilium Communicationsは、NTT局舎などに設置されるDSLAM向けのチップセット「CopperFlite LX」を発表した。「CopperFlite LX」はeXtremeDSL技術を搭載しており、下り最大12MbpsのADSLをサポートする。
eXtremeDSLは技術体系の総称で、通信速度を下り最大12Mbpsに高める高速化機能の「eXtremeRate」とサービスエリアを50%以上拡大する長距離化機能の「eXtremeReach」で構成される。「CopperFlite LX」は2チップ構成で、2つを合わせても1ポートあたりの占有面積を1平方cm未満に抑えて省スペース化を実現した。また、消費電力も少なくし、1ポートあたりの消費電力は340mW以下に抑えた。さらに、実装方法としては高密度実装方式が用意され、従来のチップセットと比較して基板面積で30%以上小さくすることができるという。
Centilium社によれば、このチップセットを導入することにより、低消費電力化、省スペース化が図られ、採用するADSL通信事業者のコスト削減により、最終的にはユーザーの負担も軽減できるとしている。
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http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/19/eac12m.htm
□Centilium
http://www.centillium.com/
(正田拓也)
2002/07/25 18:57
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