アッカ・ネットワークスは、10月から開始される下り最大12MbpsのADSL接続サービスで提供するADSLモデム「FLASHWAVE 2040 M1」を公開した。富士通が製造し、12Mbpsサービスで使用される新技術に対応した。
「FLASHWAVE 2040 M1」は、従来の富士通製8MタイプADSLモデムとは異なる縦置きの筐体を採用した。OCNの試験サービス「OCN ADSLサービスIPv6デュアル」で提供されるADSLモデムと同一のもので、ルータタイプのADSLモデムだが、ブリッジタイプとしても利用でき、別途IPv6対応ルータと組み合わせることでIPv6環境でも利用できる。
サポートする新技術は、全体的な速度向上を実現するエコーキャンセラ技術である「C.x」で、同時に最大伝送距離が現在の4kmから7kmまで拡大させた。また、誤り訂正を粗くして実データ伝送速度を向上させる「S=1/2」技術も採用した。
本体に装備されるインターフェイスは、ADSL回線側にモジュラージャック、LAN側にイーサネットインターフェイスを1ポート装備した。本体のサイズは34×192.8×137mm(幅×奥行×高)となっている。
なお、「FLASHWAVE 2040 M1」は、So-net、ASAHIネット、ReSET.JPなどですでに12MタイプADSLの申し込みを受け付け、手続きが完了したユーザーに順次配布される。
□関連記事:アッカ、下り最大10Mbpsの拡張サービス、秋には12Mbpsの新メニューも
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/06/14/acca.htm
□アッカ・ネットワークス
http://www.acca.ne.jp/
(正田拓也)
2002/08/09 15:57
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