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NAC、8月のウイルス届出状況で「Klezの流行が目立つが件数は減少」

 日本ネットワークアソシエイツ(NAC)は、8月のコンピュータウイルスの届出状況を発表した。それによれば、1位はKlezであることに変化はないももの、件数は一時期に比べて相当に減少しているとした。

 同社のサポートセンターに寄せられた情報をまとめたウイルス感染被害では、一位が「W32/Klez@MM」で、感染が241件、問い合わせが5件となっている。2位となる「W32@Badrans@MM」は感染が30件、問い合わせは1件と、1位のKlezの圧倒的な感染力の高さを物語る結果となっている。

 また、同社では700社が契約しているオンラインウイルス対策サービスの「VirusScan ASaP」のデータも公表した。このデータでも、W32/Klezの1位は変わらず、件数は246件に上った。2位は「JS/Seeker.gen.e」で58件、3位は「Exploit-MIME.gen」で49件となっている。

 これらの傾向としては、件数が減ったものの「Klez」の流行は依然目立っており、個人ユーザーも含めた未対策ユーザーが感染メールを発信していることが理由だとしている。また、7月に流行したFrethemが減少するなかで、昨年来の「Nimda」「BadTrans」や、1997年発生の「Laroux」も依然流行しており、未対策のコンピュータの存在がこれらのウイルスの根絶を難しくしていると分析している。


□関連記事:NAC、7月のウイルス届出状況でFrethem亜種が驚異的な発生スピード
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/08/02/nac.htm
□日本ネットワークアソシエイツ
http://www.nai.com/japan/

正田拓也
2002/09/04 19:35

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