東武鉄道が100%出資するグループ会社の東武コミュニケーションズは、光ファイバを利用した第一種電気通信事業において9月18日に総務省の許可を取得、これを受けて光ファイバを利用した最大1Gbpsの通信サービスを開始する。サービス開始は2003年4月となる予定。
このサービスは、東武鉄道が線路沿いに敷設した光ファイバケーブルの一部を東武コミュニケーションズが賃借して行なうもの。全長319.8kmの光ファイバのうち、東京都墨田区から群馬県太田市、栃木県栃木市間の141.4kmを利用し、東京都、埼玉県、栃木県、群馬県といった北関東の主要都市に光ファイバの専用線サービスを提供する。
回線の帯域は100Mbps単位で最大1Gbpsまで用意、また料金は未定ながら距離に関係しない料金設定とする予定。基本的には企業などへの専用線サービスとなるが、CATVやISP事業者などへはインターネットのバックボーンを提供するブロードバンド・エクスチェンジ(BBX)と接続して回線を提供する予定だという。
□総務省 報道資料
http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020913_7.html
□関連記事:BBX、BIGLOBEとhi-hoに接続しブロードバンド共同ネットワークを始動
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/02/07/bbx.htm
□東武鉄道
http://www.tobu.co.jp/
□ブロードバンド・エクスチェンジ
http://www.bbx.co.jp/
(甲斐祐樹)
2002/09/18 17:00
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