京セラは、9月30日に発表したルータ「KY-BR-CB100」「KY-BR-WL100」用新ファームウェアの公開を中止した。いくつかの不具合が見つかったためで、再公開の時期は未定。

　公開中止となったファームウェアは「Ver. 210E」。当初はUniversal Plug and Play（UPnP）に対応したファームウェアとして7月末に公開予定だったものが8月中旬に延期。マルチPPPoE接続やファイアウォールといった機能をさらに追加するため、9月30日に再延期されていた。

　京セラによれば、新ファームウェアにアップデートしたユーザーから、Windows MessengerやMSN Messengerのファイル転送機能が利用できない、通信速度が落ちるといった声が寄せられており、検証を行なうため公開中止に踏み切ったという。再公開の時期は不具合をすべて調査したのち、できるだけ早い時期に行なうとしており、それまでの期間は旧バージョンのファームウェアにダウングレードするようユーザーに呼びかけている。

□ファームウェアVer2.10E公開中断とお詫びのご案内
http://www.kyocera.co.jp/METEOR/news/index.html
□関連記事：京セラ、延期していた「KY-BR-CB100/WL100」UPnP対応ファームウェア公開
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/09/30/meteor.htm
□METEOR
http://www.kyocera.co.jp/METEOR/
□京セラ
http://www.kyocera.co.jp/

（甲斐祐樹）
2002/10/04 15:20