アクセスポイント「ADLINK2422AP」と無線LANカード「ADLINK2422C」

　アドテックは、無線LANアクセスポイントIEEE 802.11bに準拠しながら、倍となる最大22Mbpsの伝送が可能な無線アクセスポイント「ADLINK2422AP」と無線LANカード「ADLINK2422C」を12月上旬に発売する。価格はいずれもオープンプライスだが、店頭では「ADLINK2422AP」が1万5000円前後、「ADLINK2422C」が6000円程度、両者のセットが2万円前後で販売される見込み。

　22Mbpsを実現する無線方式はテキサス・インスツルメンツ（TI）のチップセットを用いた独自の方式。2.4GHz帯の周波数を使用するが、同時にIEEE 802.11bと22Mbpsモードの通信を行なうことはできない。無線LAN設備を通した実際のスループットはIEEE 802.11bに比べて1.4～1.5倍程度高速になるという。

　両製品にはセキュリティ機能として、64/128bitのWEPに加え256bitのWEPを採用、ハードウェア処理を行なうため、WEPを利用することによる速度低下を少なくした。そのほか、MACアドレスフィルタリング機能を搭載した。

　無線LANカード「ADLINK2422C」の対応するパソコンはCardBus対応PCカードスロットを装備していることが必要。対応OSはWindows XP/2000/Me/98SEとなる。

　なお、アドテックによれば、22Mbpsモードを持つ製品は国内では初としている。

□関連記事：日本TI、22Mbpsの伝送速度を持つ独自規格の無線LANがTELEC認証を取得
http://bb.watch.impress.co.jp/news/2002/09/10/ti22.htm
□アドテック
http://www.adtec.co.jp/

（正田拓也）
2002/10/31 20:13