日本テレビ放送網運営の動画ポータルサイト「第2日本テレビ」は、6月11日から松本人志による新作オリジナルコント「ザッサー」を配信する。料金は263円で、7月10日までの約1カ月間は210円のキャンペーン料金で視聴できる。6月4日には配信開始に先駆けて先行試写会が開催された。
■ ダウンタウンの松本人志による5年ぶりの新作コント
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先行試写会に出席した日本テレビの土屋敏男氏
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今回配信される新作コントは、2005年10月の第2日本テレビ開局にあたり、第2日本テレビの運営を担当する日本テレビの土屋敏男コンテンツ事業局がお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志に制作を依頼したもの。ジャンボジェット機のコックピットを舞台にしたストーリー仕立てのコントで、松本のほかに板尾創路、宮川大輔が出演。松本にとっては実に5年ぶりの新作となり、約8カ月の期間を経て完成した。
第2日本テレビでは、すでにコント制作の過程を追ったメイキング映像を配信中。コント本編は、6月11日に日本テレビで「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」が放映終了した直後(通常は23時26分頃)から開始される。
視聴にはWindows Media Playerを使用し、配信帯域は500kbps、1Mbps。約21分の構成で、購入後168時間であれば何度でも視聴できる。なお、有料コンテンツの視聴には第2日本テレビへの会員登録を行ない、専用のポイントを購入もしくは広告動画の視聴で取得する必要がある。
■ “商店会長”の土屋氏「100回、200回と見てもらえる作品」
第2日本テレビではコントの完成を記念し、東京・汐留の日本テレビ本社屋内のホールにて試写会を実施した。参加できたのは抽選で招待された100組200名で、上映10分前には20~30代の男女を中心に会場はほぼ満席。いずれの参加者も松本独特のお笑い世界を楽しみにしていた様子で、上映中は終始笑いの渦が巻き起こっていた。
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上映10分前にはほぼ満席に
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試写会受付開始の様子。応募者は約5,600名で、そのうち100組200名が招待された
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土屋氏は「今日、会場にお越しいただけたのは約5,600名の応募者から選ばれた200名。人生におけるかなりの運をお使いになったはずなので、帰り道にはお気を付けください」と話し、笑いを誘った
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試写上映に前後し、第2日本テレビの“商店会長”を名乗る日本テレビ放送網コンテンツ事業局次長の土屋敏男氏が登壇。「(試写会当日の)朝4時までかかったが、なんとか間に合わせることができた」と完成を報告すると、参加者からの拍手を浴びた。
土屋氏は松本に制作を依頼する過程を追ったメイキング映像を交えつつ、「松本にとっては、(2001年に放映された)『ダウンタウンのごっつええ感じ』のスペシャル番組から約5年ぶりのコント」と作品の背景を説明。「パソコンで動画を手軽に見られる時代になったら、是非、松本を起用したコンテンツを作ろうと数年来考えていた」と、土屋氏本人も待望の作品である点を強調した。
作品の見どころについて土屋氏は「テレビ向け作品は1回だけ見るのが普通。しかし(ザッサーは)細かなこだわりを含めることで、2回目、3回目と見るごとにドンドン面白くなっていく不思議な特性を持っている」「私も編集の過程で何百回と見ているが、いまだに発見がある。非常にインターネット向きの作品では」と、できばえに自信を見せた。さらに「100回、200回と見てもらえる作品に仕上がっている。購入後168時間は何度でも視聴できるので是非繰り返し見て欲しい」と参加者にアピールした。
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配信情報 |
名称: |
ザッサー |
日時: |
6月11日(「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」放映終了後~) |
URL: |
http://www.dai2ntv.jp/ |
料金: |
263円(7月10日までは210円) |
対応プレーヤー: |
Windows Media Player |
■ URL
第2日本テレビ
http://www.dai2ntv.jp/
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2006/06/05 11:29
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