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サイバーナビの2007年新モデルラインナップ
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パイオニアは、車載機器ブランド「カロッツェリア」のHDDカーナビゲーションシステム「サイバーナビ」の2007年新モデル8製品を5月下旬より順次発売する。
今回発売するサイバーナビは、1DINメインユニットと1DINインダッシュモニターセットの「AVIC-VH099MDG」「AVIC-VH099G」「AVIC-VH099MD」「AVIC-VH099」、1DINソースユニットとオンダッシュモニターセットの「AVIC-XH099」、1DINソースユニットのみの「AVIC-H099」、2DINメインユニットモデル「AVIC-ZH099G」「AVIC-ZH099」の8製品。AVIC-XH099のみ6月上旬の発売を予定している。
標準価格は、AVIC-VH099MDGが409,500円、AVIC-VH099Gが388,500円、AVIC-VH099MDが336,000円、AVIC-VH099が315,000円、AVIC-XH099が283,500円、AVIC-H099が210,000円、AVIC-ZH099Gが346,500円、AVIC-ZH099が273,000円。
AVIC-H099を除く7製品は、VGA表示が可能な7型ワイド液晶ディスプレイを装備するほか、AVIC-VH099MDG/AVIC-VH099G/AVIC-ZH099Gは地上デジタルテレビチューナーが付属する。AVIC-VH099MDGとAVIC-VH099MDはMDプレーヤーを、AVIC-VH099シリーズとAVIC-ZH099シリーズの6製品は50W×4chのアンプとラジオチューナーを内蔵。また全機種ともDVDドライブを装備し、DVDビデオ、DVD-R/RW、dtsCD、CD-ROM、CD-DA、CD-R/RWの再生に対応する。
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AVIC-VH099MDG
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AVIC-VH099G
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AVIC-VH099MD
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AVIC-VH099
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AVIC-XH099
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AVIC-H099
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■ 着脱可能なHDDの保存データをナビに反映。ブログ連動の情報共有も
AVIC-VH099MDG/AVIC-VH099G/AVIC-VH099MD/AVIC-VH099/AVIC-XH099/AVIC-H099の6製品は、2006年モデルと同様に内蔵HDDを「ブレインユニット」として着脱が可能。ブレインユニットは付属の「リビングキット」を利用して、PCとのUSB接続や、プラネックスコミュニケーションズの「UE-200TX2」といったLANアダプタを介したネットワーク接続が行なえる。
PCと接続することで、MP3/WMA/AAC形式の楽曲ファイル転送やナビゲーションデータの更新などが行なえる。ブレインユニットへのファイル転送には、無料でダウンロードできるソフトウェア「ナビスタジオ Ver.2.1」を利用する必要がある。ネットワーク接続した状態であれば、音楽ダウンロードサービス「エニーミュージック」で購入した楽曲の転送が行なえるほか、ブレインユニットに保存された渋滞情報や施設情報、ルートなどの情報をパイオニアの専用サーバーにアップロードできる。アップロードした情報は、パイオニアが統計処理しナビゲーションデータ更新時に反映される。
また、サイバーナビのユーザー向けの無料のブログサービス「スマートループ ドットログ」を3月より提供開始しており、日記を通してユーザー間同士でドライブ情報などの共有が行なえるほか、ブレインユニットに保存された地点情報のアップロードも可能。他ユーザーが公開している地点情報をブレインユニットにダウンロードすることで、ナビゲーションに反映させることもできる。
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サイバーナビ本体とリビングキット
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ブレインユニット
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本体ではメインユニットにブレインユニットを挿入
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リビングキットでは前面パネルを開けてブレインユニットを挿入
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スマートループ ドットログの概要
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■ 携帯電話を利用した渋滞情報のリアルタイム更新機能なども追加
このほかの機能では、携帯電話をサイバーナビ本体に接続し、VICS情報が配信されていない道路の渋滞情報が受信できる機能「スマートループ渋滞情報」を追加。スマートループ渋滞情報では、日本全国の登録ユーザーから送信された走行履歴やブレインユニット経由でアップロードされた情報をもとに渋滞情報を更新し、一定間隔で最新の渋滞情報を取得できる。
また、HDDに保存された楽曲をランダム再生する際に、楽曲の好みの属性を指定することで同属性の楽曲を再生する「リンクゲートプレイ」や、バッテリー取り外し後などに本体を再起動した場合にパスワード入力を必要とする「セキュリティロック機能」などの機能も搭載する。
AVIC-VH099MDG/AVIC-VH099G/AVIC-ZH099Gに付属する地上デジタルテレビチューナーは、4チューナ×4アンテナを搭載。放送エリアから外れた場合でも視聴している番組の中継局を自動選択する「オート中継局サーチ」、ブロックノイズや音切れなどの受信エラーを補正やワンセグ放送の中間映像を自動生成する「デジタル リバイズ エンジン」といった機能も搭載する。
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「スマートループ渋滞情報」の「リアルタイムプローブ」の概要
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スマートループ渋滞情報では、ブレインユニット保存情報を利用した「蓄積型プローブ」も反映
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地上デジタルテレビチューナーの受信向上機能
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■ URL
ニュースリリース
http://pioneer.jp/press/release578-j.html
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(大久保有規彦)
2007/05/09 15:45
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